外務省・新着情報

令和5年9月5日
アブルゲイト事務総長による出迎えを受けている林外務大臣
林外務大臣が、アブルゲイト事務総長と会談している様子

 現地時間9月5日17時00分(日本時間9月5日23時00分)から50分間、エジプト・アラブ共和国を訪問中の林芳正外務大臣は、アフマド・アブルゲイト・アラブ連盟事務総長(H.E. Mr. Ahmed Aboul Gheit, Secretary General of the League of Arab States)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、アラブ諸国が直面する諸課題への対応や、地域の発展と繁栄のために尽力しているアラブ連盟とアブルゲイト事務総長の役割を評価し、今般、第3回日アラブ政治対話を開催し、アラブ各国のカウンターパートとの率直な議論を行うことへの期待を述べました。アブルゲイト事務総長から、4月の岸田総理に引き続いての林大臣の訪日を歓迎する旨述べた上で、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)を含む日本のアラブ世界への支援に高い評価が示されました。 双方は、2013年に署名した「日アラブ協力に関する覚書」に基づき、日本とアラブ連盟の間で、経済、文化、人物交流等の協力を進めていくことで一致しました。また、両者はパレスチナ情勢についても意見交換を行いました。
  2. また、今般開始したALPS処理水の海洋放出に関し、林大臣から、IAEAの包括報告書における評価にも言及しつつ日本の立場を説明し、アブルゲイト事務総長からは、日本の対応への信頼が表明されました。

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