農林水産省・新着情報

野村農林水産大臣記者会見概要

日時 令和5年9月8日(金曜日)8時42分~8時47分 於: 衆議院議員食堂
主な質疑事項
  • (大臣から)中国政府の水産物の輸入停止措置等により影響を受ける国産水産物の消費拡大について
  • (大臣から)日本中央競馬会理事長人事について
  • 中国による日本産水産物の輸入停止措置に係る対応について

冒頭発言

大臣

  本日、私の方から2点、御報告があります。1点目ですが、日本産水産物の消費拡大についてです。先ほどの閣議で、関係閣僚に対し、中国政府による日本産水産物の輸入停止措置等の影響を受けているホタテなどの日本産水産物の早急な消費拡大に向けて、こうした水産物を使用したメニューを省庁内の食堂に追加していただくなどの御協力をお願いしたところです。引き続き、政府全体として、日本産水産物の国内消費の拡大に取り組んでまいりたいと思っていますので、皆様におかれましても、我が国の水産物の消費拡大に御協力を願いたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
  2点目ですが、日本中央競馬会の理事長人事についてです。本日の閣議でご了解を頂きました、お手元に配付している資料のとおり、令和5年9月12日付けで、吉田正義現副理事長を任命することとしたところです。本日、私からの報告は以上です。

質疑応答

  • 中国による日本産水産物の輸入停止措置に係る対応について(1)

記者

  中国向けの輸出に関連してお伺いします。先日、農林水産省の発表で7月の中国向けの水産物の輸出額が23%下落しました。8月は更に下落することが予想されます。全国の水産物の値も徐々に下がっているというふうな話もあります。このことの受け止めと、早急に対策する必要があると思うのですが、実際に基金や予備費を使われた対策というのが、いつぐらいを目途に行われるのかというあたりをお聞きしたいと思います。

大臣

  2023年7月の農林水産物・食品の輸出実績では、シンガポール、米国、EU等向けが対前年で増加した一方で、水産物を中心に、中国向けが対前年同月比で20.8%減少しまして、全体では対前年同月比で0.03%と微減でした。8月24日から実施された中国による日本産水産物の全面的な輸入停止措置により、今後、輸出額が減少することは当然避けられませんが、ホタテ貝等の輸出先の転換対策などを関係省庁と連携して、速やかに実行していくことにより、輸出の拡大を図ってまいりたいと思っているところです。

  • 中国による日本産水産物の輸入停止措置に係る対応について(2)

記者

  今の(水産物支援)対策は順調ですか。対策本部が政府にあって、販路拡大の対策本部が新しくできたのでしょうか。

大臣

  対策本部は、(JETROに水産品等食品輸出支援にかかる緊急対策本部が設置され、政府はJETROと連携して水産業を守る政策パッケージに基づく支援を実施しますが、)最初(に基金として)300億と500億があり、300億は既に実施中でして、予備費はできるだけ早く対応をしていきたいと(思います)。207億の予備費が確保できていますので、これら(総額1,007億)を使いながら、順次、実施していくことになると思います。

報道官

  よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上

 

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