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令和5年9月8日
首脳会談の前に、エルドアン・トルコ大統領と握手する岸田総理大臣 日・トルコ首脳会談(写真提供:内閣広報室)
日・トルコ首脳会談の開始前に、座って撮影に応じる岸田総理大臣とエルドアン大統領 日・トルコ首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 現地時間9月8日、午後8時(日本時間午後11時)から約46分間、G20インド・サミットに出席のためインド・ニューデリーを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、レジェップ・タイップ・エルドアン・トルコ共和国大統領(H.E. Mr. Recep Tayyip ERDOĞAN, President of the Republic of Türkiye)と日・トルコ首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、トルコ共和国建国100周年に向けた祝意が伝達されました。
  2. 両首脳は、日・トルコ経済連携協定交渉について、早期妥結に向けて協議を続けることで一致しました。また、トルコ・日本科学技術大学(TJU)の開学など、二国間の重要な案件に関して連携して取り組んでいくことを確認しました。
  3. 両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略をはじめとする国際情勢や双方が関心を共有する地域情勢に関しても意見交換を行いました。岸田総理大臣は、ロシアによるウクライナ侵略について、力による一方的な現状変更の試みは世界のどこであれ認められないこと、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化の必要性を国際社会が一致して訴えかけていくことが重要と述べました。
  4. また、今般開始したALPS処理水の海洋放出に関し、IAEAの包括報告書における評価にも言及しつつ日本の立場を説明し、エルドアン大統領は、IAEAによるモニタリングや報告書を注視しており、日本政府の誠実な取組を承知している旨述べました。
  5. 両首脳は、両首脳のリーダーシップの下、外交関係樹立100周年となる来年に向けて、二国間関係を更に発展させていくことで一致しました。

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