外務省・新着情報

令和5年9月9日
首脳会談を前に、ルッテ・オランダ首相と握手する岸田総理大臣 日・オランダ首脳会談(写真提供:内閣広報室)
日・オランダ首脳会談が行われている様子 日・オランダ首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 現地時間9月9日午後1時32分(日本時間同日午後5時02分)から約30分間、G20ニューデリー・サミットに出席するためインド共和国を訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、マルク・ルッテ・オランダ王国首相(H.E. Mr. Mark RUTTE, Prime Minister and Minister of General Affairs of the Kingdom of the Netherlands)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、ルッテ首相と初めて首脳会談を行うことを嬉しく思う旨述べました。また、岸田総理大臣から、2025年が、日・オランダ交流425周年に当たることに触れつつ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、価値や原則を共有する戦略的パートナーであるオランダとの安全保障分野を含む協力を強化していきたい旨述べました。
  2. 岸田総理大臣から、福島第一原発からのALPS処理水の海洋放出は、IAEAの包括報告書においても、人及び環境に与える放射線の影響は無視できる程度とされており、引き続き、科学的根拠に基づき、高い透明性をもって、国際社会に丁寧に説明していく旨述べたところ、ルッテ首相は、日本政府の取組を完全に支持する旨述べました。
  3. 両首脳は、ロシアによるウクライナ侵略への対応、中国や北朝鮮を含む地域情勢についても意見交換を行い、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応などにおいて、引き続き連携していくことで一致しました。

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