外務省・新着情報

令和5年9月13日

 9月8日から12日まで、武井俊輔外務副大臣は、モルディブ及び韓国を訪問しました。この訪問の概要は以下のとおりです。

I モルディブ(9月8日~9月10日)

1 モルディブ大統領選挙の監視

投票状況を監視する武井副大臣
開票状況を監視する武井副大臣

 9月9日、武井副大臣は、我が国選挙監視団の団長として、モルディブ大統領選挙における投票所等の視察を行いました。武井副大臣は、マレ首都圏に設置された5か所の投票所((1)マジーディヤ学校(Majeedhiyya School)、(2)カラファン学校(Kalaafaanu School)、(3)レヘンディー学校(Rehendhi School)、(4) カーミルディディ小学校(Kaamil Didi Primary School)、(5) ムヒディン学校(Muhyddin School))及び開票所を訪問し、投票実施状況の視察や各投開票所の責任者から投開票所の運営状況や課題等についての聴取を行いました。

2 政府要人等との意見交換

(1)カリール外務担当国務大臣との昼食会

アハメド・カリール・モルディブ外務担当国務大臣と懇談する武井副大臣

 10日、武井副大臣は、アハメド・カリール・モルディブ共和国外務担当国務大臣(H.E. Ahmed Khaleel, Minister of State for Foreign Affairs of the Republic of Maldives)主催の夕食会に参加しました。
 武井副大臣から、本年7月の林大臣のモルディブ訪問の成果を踏まえ、基本的価値を共有し「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた重要なパートナーであるモルディブとの協力を一層推進していきたい旨述べました。これに対し、カリール国務大臣から、引き続き経済協力や人的交流を始めとする幅広い分野において協力を進めていきたい旨述べました。
 ALPS処理水の海洋放出について、武井副大臣から、科学的根拠に基づく我が国の取組を説明しました。これに対し、カリール国務大臣から、日本の立場への理解と支持が示されました。
 両者は、このほか、地域情勢を含む幅広い事項について意見交換を行いました。

(2)タフィーク選挙管理委員会委員長との面会

フワード・タフィーク選挙管理委員長と握手する武井副大臣

 8日、武井副大臣は、大統領選挙の実施を担うモルディブ選挙管理委員会のフワード・タフィーク選挙管理委員長(Mr. Fuwad Thowfeek, Chairman,Elections Commission of Maldives)と面会しました。
 武井副大臣から、モルディブの民主主義に対するコミットメントを心強く思うとともに、モルディブ選挙管理委員会による民主主義の維持・強化に向けた取組に敬意を表したい旨述べました。
 これに対し、タフィーク選挙管理委員長から、武井副大臣を含め、これまでの日本からモルディブへの選挙監視団の派遣に対する謝意が表明されるとともに、自由、公正、そして透明性のある大統領選挙を実現していきたい旨述べました。

(3)シャリーフ・モルディブ国立大学副学長らとの懇談

モハメド・シャリーフ・モルディブ国立大学副学長と記念撮影を行う武井副大臣

 10日、武井副大臣は、モハメド・シャリーフ・モルディブ国立大学副学長(Dr. Mohamed Shareef, Vice-Chancellor of the Maldives National University)らと懇談しました。
 シャリーフ副学長から、今般のモルディブ大統領選挙におけるモルディブ国立大学の役割についての説明があったとともに、教育分野を始めとするこれまでの日本のモルディブへの支援に対する謝意が表明されました。
 これに対し、武井副大臣から、モルディブの民主主義の更なる発展のためにモルディブの学術界が果たす役割に期待する旨、引き続きモルディブ国立大学との間で日本語講座の開講を始めとする協力を続けていきたい旨述べました。

II 韓国(9月11日~9月12日)

 9月11日から12日まで、武井俊輔外務副大臣は、韓国を訪問しました。本訪問の概要は以下のとおりです。

チン・チャンス世宗研究所日本研究センター長と記念写真を撮影する武井副大臣
韓日議連のキム・ソッキ副会長とペ・ヒョンジン幹事と記念撮影する武井副大臣
  1. 9月12日、武井副大臣は、陳昌洙(チン・チャンス)世宗研究所日本研究センター長、金碩基(キム・ソッキ)韓日議連副会長(与党「国民の力」所属)及び裵賢鎮(ペ・ヒョンジン)同幹事(同)、李文煕(イ・ムンヒ)外交安保研究所長とそれぞれ面会しました。
  2. 面会の際、武井副大臣から、日韓は国際的な課題に対処する上で協力すべき重要な隣国であり、首脳間で培われた友情と信頼関係の下、日韓がパートナーとして、力を合わせて新しい時代を切り開いていくことが重要である旨述べ、日韓関係の現状及び今後の可能性について、率直かつ有意義な意見交換を行いました。
イ・ムンヒ外交安保研究所長と握手する武井副大臣

発信元サイトへ