外務省・新着情報

冒頭発言

【上川外務大臣】先ほど、ブリンケン米国国務長官との間で初めての日米外相電話会談を行いました。冒頭、私から、ブリンケン長官に対しまして、林前大臣と同様良い関係を築き、かつて無いほど強固な日米同盟をより一層強化をしていきたいという旨の発言をいたしました。ブリンケン長官からは、祝意の言葉を頂くことが出来ました。
 また、国際秩序の根幹が揺らぐ中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化すべく、引き続きG7議長国としての役割を果たしていく決意である旨を述べました。
 会談の中で、ブリンケン長官とは、地域情勢等について意見交換を行いました。ロシアによるウクライナ侵略、中国をめぐる諸課題への対応、北朝鮮の核・ミサイル開発や拉致問題等、国際社会が直面する課題について引き続き日米で緊密に連携していくことを確認をいたしました。
 加えて、一層厳しさを増す地域の安全保障環境に鑑みて、本年1月の日米「2+2」の成果も踏まえ、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けた協力を継続していくということを確認いたしました。
 更に、経済分野での日米連携が拡大・深化しているとの認識で一致し、引き続き連携していくことを確認をいたしました。
 日米同盟は日本の外交・安全保障の基軸であり、私の外務大臣就任後、初の外相電話会談の相手がブリンケン長官であるというのは、極めて意義深いものと考えております。同長官との信頼関係を築く上で重要な一歩になりました。
 来週にはハイレベルウィークが予定されております。日本にとって極めて重要な大舞台でございます。世界のカウンターパートとの間で信頼関係をしっかりと築いていく、そのような決意を新たにしたところでございます

質疑応答

【記者】今日のブリンケン国務長官との会談の中で露朝首脳会談のことについて何か触れられたりですとか今後の方針について話し合われたりしましたでしょうか。

【上川外務大臣】今日の内容につきまして、以上で私が冒頭で申し上げた内容でございます。外交上のやりとりでございまして、それ以外のことについては差し控えさせていただきたいと思います。

【記者】来週の国連にあわせてですね、ブリンケン国務長官と対面でお会いする予定でしたりそういった話は今回は出ましたでしょうか。

【上川外務大臣】このことについては今日の電話での会談ということでありまして、今度は直接ニューヨークでお会いするということにつきましてはお約束いたしました。

【記者】今日ブリンケン長官と直接初めてやりとりされたと思いますが、相手の印象とか波長が合うななど、話した感じや印象をお聞かせください。

【上川外務大臣】私は実は5月の連休に茂木自民党幹事長とご一緒させていただきまして、ブリンケン長官とお会いをする機会がございました。それ以来ということでございまして、初めてお会いした以上に、電話ということもあったのかもしれませんけれども、大変やりとりが活発に出来まして、今度お会いするのが楽しみでございます。

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