外務省・新着情報

令和5年9月15日

 9月15日、我が国政府は、リビア東部で発生した洪水により生じた被害に対し、リビア政府の要請に基づき、国際協力機構(JICA)を通じ、緊急援助物資(テント、毛布等)を供与することを決定しました。

 我が国としては、人道的観点に鑑み、被災者の方々を支援すべく緊急援助を行うこととしたものです。

[参考1]リビアにおける洪水被害
 現地時間9月10日から11日にかけて、リビア東部において発生した地中海熱帯低気圧「ダニエル」による集中豪雨及びダムの決壊により、特にデルナ市において多数の死者、行方不明者、被災民及び甚大な物的被害が生じた。正確な数字の把握は困難であるが、国連人道問題調整事務所によると、死者5,300人、行方不明者10,000人以上に上っている(9月14日、日本時間12時時点)。

[参考2]本緊急援助物資以外にも、国際連合世界食糧計画(WFP)を通じた我が国の食糧援助の物資がちょうどリビアに到着したことから、その一部にあたる約70万ドル相当分の食料を今次洪水の被災者への支援として活用。


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