外務省・新着情報

令和5年9月18日
向かい合い、握手を交わす、両外相の様子
着席し、会談を行う、両外相の様子

 現地時間9月18日午後3時30分頃(日本時間19日午前4時30分頃)から約30分強、国連総会に出席するためニューヨークを訪問中の上川陽子外務大臣は、ジェームス・クレバリー英国外務・英連邦・開発相(Rt Hon James CLEVERLY MP, Secretary of State for Foreign, Commonwealth, and Development Affairs of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、クレバリー外相から、上川大臣の就任について祝意が表明されるとともに、上川大臣との間でも林前大臣と同様に緊密に連携したいとの発言がありました。上川大臣から、謝意を表するとともに、日本にとっての英国の重要性は不変であり、「グローバルな戦略的パートナー」である英国との連携を重視している、かつてなく緊密な日英関係を一層の高みへ引き上げるため、クレバリー外相と協力することを楽しみにしている旨述べました。
  2. 両外相は、「日英広島アコード」に基づき、日英関係を一層強化していくことで一致しました。上川大臣から、CPTPPやRAA等法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に資する具体的取組が進んでいることを歓迎する旨述べたのに対し、クレバリー外相から、日英両国は価値を共有するとともに、防衛・経済・安全保障といった相互に連関する分野で緊密に協力していきたいとの発言があり、これらの分野を含めて連携していくことで一致しました。
  3. 上川大臣から、福島第一原発からのALPS処理水の海洋放出について改めて説明し、クレバリー外相から、日本の取組に対する英国の完全なる支持が表明され、日本とIAEAとの間の継続的な協力を歓迎しました。
  4. 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略への対応、東アジア情勢等について意見交換を行い、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

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