外務省・新着情報

令和5年9月18日
向かい合い、握手を交わしながら会話を行う、両外相の様子
着席し、会談を行う、両外相の様子

 現地時間9月18日午後7時50分(日本時間19日午前8時50分)から約25分間、国連総会のため米国・ニューヨークを訪問中の上川陽子外務大臣は、アントニー・ブリンケン米国国務長官(The Honorable Antony Blinken, Secretary of State of the United States of America)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、先週外務大臣就任直後に電話会談を行ってから日を置かず、直接お会いでき嬉しく思う旨述べたのに対し、ブリンケン国務長官から、上川大臣と緊密に連携していきたい旨述べました。
  2. 両外相は、地域情勢について意見交換を行いました。
    1. 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略や北朝鮮の核・ミサイル問題や拉致問題を始めとする国際社会が直面する多くの課題について、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
    2. 両外相は、中国をめぐる諸課題への対応に当たり、引き続き日米で緊密に連携していくことで一致しました。また、両外相は、中国と共通の課題については協力していくことの重要性を確認しました。
    3. 上川大臣から、ALPS処理水に関する我が国の取組に対する米側からの支持と理解に謝意を述べました。
  3. 両外相は、地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中、日米同盟の抑止力・対処力の一層の強化に向けて具体的な協力深化のための議論を継続するとともに、様々なレベルで拡大抑止の強化に向けて緊密に協議することで一致しました。
  4. 上川大臣から、女性・平和・安全保障(WPS)の分野での協力を密にしていきたい旨述べ、ブリンケン長官から賛意が示されました。

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