外務省・新着情報

令和5年9月19日
握手する両外相
日仏外相会談の様子

 現地時間9月19日午前10時(日本時間19日午後11時)から約35分間、国連総会に出席するため米国・ニューヨークを訪問中の上川陽子外務大臣は、カトリーヌ・コロンナ仏欧州・外務相(H.E. Ms. Catherine COLONNA, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 会談冒頭、コロンナ外相から、上川大臣の就任について祝意が表明され、上川大臣から、謝意を表するとともに、コロンナ外相と緊密に連携し、太平洋に領土を有する「インド太平洋国家」であり、「特別なパートナー」であるフランスとの関係を一層強化していきたい旨述べました。両外相は、男女共同参画の分野でも協働していくことで一致しました。
  2. 両外相は、二国間協力について、特に、安全保障分野において、共同訓練、サイバー、宇宙、偽情報を含む情報戦等、具体的な協力を進展させていくことで一致したほか、外交分野における経済安全保障に関する作業部会の開催に向けて、引き続き準備を続けることを確認しました。上川大臣から、先般のスーダンやニジェールからの邦人等の退避に係る仏側の支援と協力について、重ねて謝意を伝達し、両外相は、自国民退避で連携することで一致しました。
  3. 上川大臣から、福島第一原発からのALPS処理水の海洋放出について説明し、コロンナ外相は本件に係る透明性と対話を推進するための日本の取組を歓迎し、賞賛しました。
  4. 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略への対応、東アジア、インド太平洋情勢等について意見交換を行い、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応等において、引き続き連携していくことで一致しました。
  5. 両外相は、昨夜上川大臣が議長を務めたG7外相会合を振り返りつつ、女性の視点も外交政策にいかすことなどについて語りながら、上川大臣が供した静岡茶を共に楽しみました。会談後、コロンナ外相の希望を受け、上川大臣は静岡茶を贈呈しました。

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