外務省・新着情報

令和5年9月20日
安保理首脳級会合に首席している岸田総理、上川外務大臣、石兼国連大使 効果的な多国間主義とウクライナ情勢に関する
安保理首脳級会合に出席する岸田総理
(写真提供:内閣広報室)
安保理首脳級会合でゼレンスキー大統領の横に座る岸田総理大臣 効果的な多国間主義とウクライナ情勢に関する
安保理首脳級会合に出席する岸田総理
(写真提供:内閣広報室)
安保理首脳級会合で発言を行う岸田総理大臣 効果的な多国間主義とウクライナ情勢に関する
安保理首脳級会合に出席する岸田総理
(写真提供:内閣広報室)

 現地時間9月20日午前11時頃(日本時間21日午前0時頃)から約95分間、国連総会に出席するためニューヨークを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、効果的な多国間主義とウクライナ情勢に関する安保理首脳級会合に出席しました。

  1. 同会合では、同月の安保理議長国アルバニアのラマ首相が議長を務め、日本を含む安保理理事国15か国及びゼレンスキー・ウクライナ大統領を含む非理事国から首脳・閣僚級等が参加した他、グテーレス国連事務総長が、ブリーファーとして出席しました。
  2. 岸田総理大臣からは、ロシアによるウクライナ侵略を改めて強く非難するとともに、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くためには、国連憲章の原則に基づく包括的、公正かつ永続的なウクライナの平和を実現させる重要性を強調しました。また、国連憲章に沿った基本原則を平和フォーミュラにおいて掲げるゼレンスキー大統領の真摯な取組みを支持することを表明しました。
  3. また、岸田総理大臣から、ロシアの侵略が世界各地で引き起こしている問題により苦しむ人々の尊厳を守り、支援を継続することを確認するとともに、 「協調の精神に根ざした多国間主義」を目指す決意を表明しました。
  4. さらに、岸田総理大臣から、今こそ、国連設立以来、国連加盟国が積み上げてきた、国連憲章を始めとする揺るぎない原則に立ち返り、分断や対立ではなく協調の世界を目指すべきであり、安保理改革を含め国連の機能強化に向け、未来サミット、国連創設80周年を見据え、今こそ具体的行動に移るべきときであると訴えかけました。
  5. 多くの国の代表からは、ロシアによるウクライナ侵略への非難や懸念 に加え、効果的な多国間主義を擁護するため国連憲章を堅持することや、紛争の平和的解決の重要性等について発言がなされました。
(参考)別添PDF

 岸田総理大臣ステートメント(和文(PDF)別ウィンドウで開く英文仮訳(PDF)別ウィンドウで開く


発信元サイトへ