外務省・新着情報

令和5年9月20日
向かい合い、握手を交わす、両外相の様子
着席し、会談を行う、両外相の様子

 現地時間9月20日午後5時30分(日本時間21日午前6時30分)から約30分間、国連総会出席のためニューヨークを訪問中の上川陽子外務大臣は、ムラト・ヌルトレウ・カザフスタン共和国副首相兼外務大臣(H.E. Mr. Murat NURTLEU, Deputy Prime Minister – Minister of Foreign Affairs of the Republic of Kazakhstan)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 上川大臣は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するための戦略的パートナーであるカザフスタンと、地域の連結性強化やエネルギートランジションなどの分野において持続可能な発展のため、協力関係を深化させていきたいと述べました。ヌルトレウ副首相兼外相は、上川大臣の外務大臣就任に祝意を述べるとともに、両国の政治関係や貿易・投資・経済関係などあらゆる分野での協力を強化したい旨述べました。
  2. 双方は、「中央アジア+日本」対話開始20周年にあたる来年中に、「中央アジア+日本」首脳会合を開催することが有意義である点で一致し、現議長国のカザフスタンと日本が協力して、各国と調整を進めていくことを確認しました。
  3. また、ロシアによるウクライナ侵略、北朝鮮を含む東アジア情勢についても議論しました。上川大臣は、ALPS処理水の海洋放出は、国際基準及び国際慣行に則り、安全性に万全を期した上で実施されている旨説明し、ヌルトレウ副首相兼外相は、日本の対応に理解を示しました。

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