農林水産省・新着情報

宮下農林水産大臣記者会見概要

日時 令和5年11月24日(金曜日)8時35分~8時40分 於: 参議院議員食堂
主な質疑事項
  • (大臣から)農業女子プロジェクト10周年について
  • 令和6年度予算編成に関する建議について
  • 諫早湾干拓事業への対応について

冒頭発言

大臣

  本日、私から1点、ご報告がございます。女性農業者の活躍を支援する「農業女子プロジェクト」が本年11月をもって10周年を迎えました。平成25年11月の設立当時は37名だったメンバーもついに、1,000名に達して、企業や教育機関との連携を通じて、社会全体への女性農業者の存在感を高めることに寄与してきました。10周年を記念して、本日14時から7階講堂で開催する農業女子プロジェクト推進会議において、10年間の成果を振り返るとともに、設立当初から参画していただいた7社に対して、プロジェクトの発展に多大なる貢献をいただいたことに敬意を表して、農林水産大臣感謝状を授与します。今回をひとつの区切りとして、農業女子プロジェクトを益々発展させるよう、今後、地域での活動の活性化にも力を入れていきたいと考えていますので、皆様にもご関心を持っていただけるとありがたいと思います。本日、私からは以上です。

質疑応答

記者

  20日に財政審議会の建議がありました。その中で水田活用の直接支払交付金などの施策について食料生産性向上を阻害するのではないか、もしくはセーフティネットの在り方について議論が必要だという関心が示されましたが、どのようにこれを受け止めて、どのようにする予定でしょうか。

大臣

  財政制度等審議会から財務大臣に提出された建議へのコメントは基本的には差し控えたいと思います。その上で、「水田活用の直接支払交付金」は、主食用米の価格の変動により、品目によっては、主食用米の所得を上回る単価となる場合がありますけれども、主食用米と遜色ない所得が得られるように単価を設定することで、主食用米からの転換を後押しする制度としているところです。必ずしも単収がきちんと上がっていない例があるのではないかというご指摘もありますが、飼料用米について言えば、一般品種ではむしろ単価を引き下げて、飼料専用米のような多収米に傾斜して単価を設定するとか、いろいろな工夫をしていますし、それから、適切な収量確認を行うことができるよう、通知の改正を進めています。今後もしっかり生産性拡大を後押しするような取組を進めたいと思っています。

記者

  11月22日に諫早湾干拓事業に関して、佐賀県の地元漁協が農水大臣談話に賛同する意向というのを組織決定しました。それを受けて、今後、文書の提出なども予定されているそうなのですが、受け止めと今後の農水省としての対応を伺います。

大臣

  報道については承知していますけれども、正式な回答をいただいた訳ではありませんので、コメントは差し控えさせていただきます。農林水産省としては、有明海沿岸の漁業団体の皆様に対して、本年3月に大臣談話を発出して以降、その趣旨を事務方から丁寧に説明しているところでして、引き続き、大臣談話に対して、広く関係者の皆様から御賛同がいただけるように努力を続けてまいります。

報道官

  よろしいでしょうか。それでは、これで大臣会見を終わります。

以上

 

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