外務省・新着情報

令和6年1月5日

 1月5日(現地時間同日)、スリランカを訪問中の遠藤和也外務省国際協力局長は、K・M・マヒンダ・シリワルダナ・スリランカ財務次官(Mr. K. M. M. Siriwardana, Secretary, Ministry of Finance of Sri Lanka)との間で、昨年5月に行われた日・スリランカ首脳会談等のフォローアップとして、両国間の経済協力につき包括的な意見交換を行うため、日・スリランカ経済協力政策協議を開催しました。

  1. この協議において、遠藤局長から、IMFプログラムに基づくスリランカの改革の取組を評価し、スリランカが引き続き必要な改革を推進することを期待する旨とともに、日本としてもそうした経済改革を後押ししていく旨述べました。また、遠藤局長から、債務再編に関し、債権国会合とスリランカ政府との間で早期に覚書(MoU)署名が完了すること、また、債権国会合外の債権者との合意においても透明性・公平性を確保することの重要性を改めて伝達しました。これに対し、シリワルダナ次官からは、各種改革の実施状況及び債務再編状況について説明があるとともに、債務再編を巡る議論における日本の貢献に対し、感謝の意が示されました。
  2. 両者は、既存の円借款事業も含め、スリランカが経済を安定・強靱化させるとともに、社会経済面での課題を克服するための経済協力のあり方についても意見交換を行いました。遠藤局長から、日本はスリランカが一日でも早く経済危機から完全に回復し、着実に発展していくことができるよう、スリランカの人々に寄り添った支援を今後も実施していく旨発言したのに対し、シリワルダナ次官から、スリランカとして経済改革を進め、経済成長を目指すとともに、そのための日本からの支援に感謝の意が示されました。

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