外務省・新着情報

令和6年1月7日

 1月7日(現地時間同日)、上川陽子外務大臣は、ウクライナを訪問し、キーウにてドミトロ・クレーバ外務大臣(H.E. Mr. Dmytro KULEBA, Minister for Foreign Affairs of Ukraine)との間で日・ウクライナ外相会談等を行います。

  1. 今次ウクライナ訪問においては、上川外務大臣からクレーバ外務大臣に対し、現下の厳しい国際情勢においても、ウクライナに寄り添って支援していくとの姿勢は不変であるとの我が国の立場につき改めてウクライナ側に直接伝達するとともに、我が国による具体的支援やその方針につきウクライナ側に説明する考えです。
  2. また、本年2月19日にシュミハリ・ウクライナ首相(H.E. Mr. Denys SHMYHAL, Prime Minister of Ukraine)の出席を得て、日本で開催予定の「日・ウクライナ経済復興推進会議」を通じて、日本が官民をあげてウクライナの復旧・復興に取り組む姿勢を内外に力強く示したいとの我が国の姿勢を改めて伝達し、今後、同会議の成功に向けて、両国でいかに協力を強化していくかについても協議を行います。
  3. さらに、ウクライナ側が重視する公正かつ永続的な平和実現に向けた取組、とりわけ、その実現に向けた我が国による具体的貢献の方途について、率直にウクライナ側と意見交換を行う考えです。
  4. 今次訪問日程においては、越冬支援のための大型電力関連機材供与式に参加するとともに、女性自身が指導的な立場にたって復興や平和構築に参画することで、より持続可能な平和に近づくというWPSの考え方を重視する観点から、女性及び子供等への支援現場を訪れる予定です。
  5. 今般の訪問全般を通じ、ロシアによるウクライナ侵略のような力による一方的な現状変更は決して認めてはならないとの観点から、我が国として「法の支配」に基づく国際秩序を守り抜く決意であることを示すとともに、戦争において特に脆弱な立場に立たされる女性・子供を守り、「人間の尊厳」が確保されることの重要性についても強調する考えです。

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