外務省・新着情報

令和6年1月10日

 1月10日、午後8時から約30分間、岸田文雄内閣総理大臣は、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ・ブラジル連邦共和国大統領(H.E. Mr. Luiz Inacio Lula da Silva, President of the Federative Republic of Brazil)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、日本とブラジルは基本的価値を共有する「戦略的グローバル・パートナー」であり、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、人間の尊厳が守られる世界の確保に向け、緊密に連携していきたい旨述べました。また、令和6年能登半島地震の被害に対する、ブラジルからのお見舞いへの謝意を述べました。
  2. 岸田総理大臣から、本年ブラジルが議長国を務めるG20について、日本は、G7日本議長下の成果も踏まえてブラジルとの連携を強化し、G20リオ・サミットの成功に向けて協力していく旨述べました。ルーラ大統領から、G20ブラジル議長年の優先課題につき説明があるとともに、日本の協力に対する期待が表明されました。
  3. 両首脳は、環境、気候変動の分野、飢餓・貧困対策で協力していくことで一致しました。また、両首脳は、更なる貿易投資促進を含め、様々な経済関係強化のあり方について検討していくことを確認しました。
  4. 両首脳は、国際場裡における協力について意見交換を行いました。さらに、国連安保理改革に関して、G4メンバーとして、緊密に連携していくことで一致しました。

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