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令和6年1月10日
スウェーデン極地研究事務局と記念撮影を行う上川外務大臣
スウェーデン極地研究事務局長と意見交換を行う上川外務大臣

 現地時間1月10日13時50分(日本時間10日午後9時50分)から約30分間、ストックホルムを訪問中の上川陽子外務大臣は、カタリーナ・ゴルドフェルト・スウェーデン極地研究事務局長(Professor Katarina Gårdfeldt, Director General, Swedish Polar Research Secretariat)との間で意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 上川大臣から、地球上で最も脆弱な環境である北極は自分のライフワークであり、2013年に北極議連を立ち上げ幹事長として日本における北極に関する科学研究の促進、人的交流や国際協力の推進を支援してきた旨述べ、地政学的な重要性に鑑みても、外務大臣として、北極を日本の海洋に関する重要な外交政策の一環として取り組んで行きたい旨述べました。
  2. また、上川大臣から、特に北欧諸国は、北極に関する日本の重要な協力のパートナーであり、今回のスウェーデン・フィンランド訪問に際し、日・北欧協力を深めるべく「北欧外交イニシアティブ」を打ち出した旨述べました。
  3. ゴルドフェルト事務局長及び参加者からスウェーデンの北極砕氷船を活用した国際北極共同研究事業等の自然科学分野の共同研究、温暖化・産業化が北極に及ぼす影響等の社会科学分野の共同研究につき説明があり、両者は、今後日本とスウェーデンを含む北欧諸国が、北極に関して研究協力を進めて行くことにつき一致しました。

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