外務省・新着情報

令和6年1月12日
(写真)上川外務大臣と米国の超党派のWPS議連
米国連邦下院議員等と女性・平和・安全保障(WPS)に関する意見交換を行う上川外務大臣

 現地時間1月12日午前9時00分(日本時間12日午後11時00分)から約45分間、米国を訪問中の上川陽子外務大臣は、超党派のWPS議連共同議長を努めるルイス・フランケル下院議員(民主党・フロリダ州)及びジェン・キガンス下院議員(共和党・バージニア州)他とWPSに関する意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、先方より上川大臣のリーダーシップの下での日本のWPS推進に強い関心が示され、上川外務大臣から、日本における議連の立上げ及び大臣就任以来現在に至るまでの日本のWPS推進のための取組を説明しました。特に、上川大臣は、日本における現状を説明の 上、「WPS+I(イノーベーション)」と銘打ち、WPSを更なる高みに引き上げるべく、外遊先の各国において関係者と対話を重ねていること、今回の欧州訪問でもウクライナの女性や子供たちの話を直接聞き、具体的な取組を行っていく決意を新たにしたこと等をのべつつ、引き続き、米国の取組から学んでいきたいと述べました。
  2. 続いて、フランケル下院議員、キガンス下院議員及び同席したメレーン・バービア・ジョージタウン大学WPS研究所長とギータ・ラオ・グプタ米国務省国際女性問題担当大使との間で、WPSに関する米国の取組や国際社会における様々な問題について、活発な意見交 換が行われ、日本との連携を強化していくことを確認しました。
  3. 最後に、上川大臣から、本意見交換では様々な意見や示唆を得ることができ大変有意義であった、WPSに関する日米間の連携を深めつつ、WPSを一層推進していきたいと述べました。
(参考)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS

 2000年、国連安全保障理事会(国連安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。


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