外務省・新着情報

令和6年1月18日

 1月18日、午後3時から約110分間、韓国・ソウルにおいて、北朝鮮に関する日米韓協議が実施されました。同協議には、鯰博行アジア大洋州局長、金健(キム・ゴン)韓国外交部朝鮮半島平和交渉本部長及びジュン・パク米国国務省高級北朝鮮問題担当者(特別代表代行)が出席しました。また、鯰局長は、今回のソウル訪問の機会に、金本部長及びパク高級北朝鮮問題担当者との間でそれぞれ二国間の意見交換を行いました。

  1. これらの機会を通じて、三者は、14日の発射を含む一連の北朝鮮による弾道ミサイル等の発射は、関連する国連安保理決議に違反するものであるとともに、地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとの認識を改めて共有しました。また、露朝間での武器等の移転についても深い懸念を共有しました。その上で、現下の北朝鮮情勢について意見交換を行い、認識のすり合わせを行いました。
  2. また、昨年8月に米国キャンプ・デービッドにおいて行われた日米韓首脳会合での成果や、本年日米韓三か国が国連安保理理事国を務めていること等を踏まえ、国連安保理決議に従った北朝鮮の完全な非核化に向け、日米韓の安全保障協力を含む抑止力・対処力の強化、安保理における対応や同志国との協力を含む国際連携等について、引き続き日米、日韓、日米韓で緊密に連携していくことを再確認しました。
  3. さらに、鯰局長から、金本部長及びパク高級北朝鮮問題担当者に対して、拉致問題について、引き続きの理解と協力を求め、支持を得ました。

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