外務省・新着情報

令和6年1月22日
挨拶を行う柘植外務副大臣
訓練の様子
  1. 1月22日、柘植芳文外務副大臣は、外務省が危機管理会社の協力を得て開催した今年度第3回目となる「官民合同テロ・誘拐対策実地訓練(簡易版)」に出席しました。
  2. 柘植副大臣は、冒頭に挨拶し、国際社会の分断が増す中、世界が歴史の転換点にあり、様々な国・地域で日本人の安全が脅かされる可能性のある事態が絶え間なく発生しているとして、今まで以上に安全対策を講じる必要がある旨述べました。
  3. また、柘植副大臣は、本訓練は民間からの強い要望を踏まえ、継続して実施しているものであり、外務省は、今後も国民の皆様のお悩みに耳を傾け、日本人、日本企業の海外安全対策をしっかり支援していく旨述べた上で、参加者を激励しました。 
  4. この訓練には、日本企業・団体等から計50人が参加しました。危機管理会社によるテロ・誘拐に関する講義のほか、爆発・銃撃遭遇時の安全姿勢のとり方、刃物襲撃に対する対処法の実演・実技、止血法や負傷者の手当て方法等、フィールド型の訓練が行われました。このような訓練を契機として、日本企業・団体の実践的な知識や技能が向上し、海外における日本企業・団体の危機管理体制が益々強化されることが期待されます。 
[参考]官民合同テロ・誘拐対策実地訓練(簡易版)
 2016年7月のダッカ襲撃テロ事件の教訓を踏まえ、2018年度より、中堅・中小企業をメインターゲットとして、危機管理会社に委託し、外務省職員と日本企業・団体関係者が合同で参加する3時間の「官民合同テロ・誘拐対策実地訓練(簡易版)」を実施。本訓練は、中堅・中小企業が参加しやすいよう、参加費を外務省が一部補填。

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