外務省・新着情報

令和6年1月29日
会議に出席する上川外務大臣の様子
発言する上川外務大臣
会議の様子

 1月29日、上川陽子外務大臣の下、省内横断的な連携を目的とした女性・平和・安全保障(WPS)タスクフォースを設置しました。

  1. 立上げ会合において、上川大臣は、WPSは、女性や女児の保護や救済に加え、女性自身が指導的な立場に立って紛争の予防や復興・平和構築に参画することで、より持続可能な平和に近づくことができるという考え方に基づいている旨説明した上で、就任以来の一連の活動を通じ、WPS推進に向けて具体的な取組を進めていくためには、分野横断的な体制の整備が重要であることを改めて認識し、このタスクフォースの設置に至った旨述べました。そして、国際社会が複合的な危機に直面する中、防災分野など我が国独自のイニシアティブも合わせつつ、国際社会の平和と安定に貢献する前向きなアジェンダとして、WPSを政策から現場まで様々な局面で推進していく決意である旨述べました。
  2. 外務省として、本タスクフォースを通じて、より力強くWPSを推進していく考えです。また、外部有識者からのヒアリングを通じて知見を増やしつつ、関係省庁との連携も強化していきます。
(参考)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)

 2000年、国連安全保障理事会(国連安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。


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