外務省・新着情報

令和6年2月12日
トカチェンコ外相と記念品を交換する上川外務大臣
トカチェンコ外相と会談をする上川外務大臣の様子

 現地時間2月12日午前10時20分(日本時間同日午前7時20分)から約25分間、太平洋・島サミット(PALM)第5回中間閣僚会合出席のため、フィジー共和国のスバを訪問中の上川陽子外務大臣は、ジャスティン・トカチェンコ・パプアニューギニア独立国外務大臣 (Hon. Justin W. TKATCHENKO, BEM, OL, MP, Minister for Foreign Affairs of the Independent State of Papua New Guinea) との会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、外相再任の祝辞を述べました。また、来年の日・パプアニューギニア外交関係樹立50周年を控え、我々の「キズナ」に加え、共通の価値及び原則に基づく協力関係を強化していきたい旨述べました。
  2. 上川大臣から、パプアニューギニアからの安定的なLNGの供給や、日本漁船の安定操業や戦没者の遺骨収集における継続的な支援に謝意を述べた上で、昨年10月に開港したナザブ・トモダチ国際空港は、両国の友好関係の象徴であり、地域全体の持続可能で強靱な発展を支える我が国の一貫した取組の一つであることに触れました。これに対し、トカチェンコ外相から日本との関係はパプアニューギニアの二国間関係の中でも特別であり、是非これを発展させたい旨述べ、長年にわたる協力について日本政府・国民に対する謝意が述べられました。
  3. 上川大臣から、世界が歴史の転換点にある中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、人間の尊厳が守られる世界を確保していく必要がある旨述べました。また、両者は、安全保障面を含め地域情勢への対応についても率直な意見交換を行いました。
  4. ALPS処理水について、上川大臣から、日本の対応へのパプアニューギニアの理解と支持に心から感謝する旨述べ、トカチェンコ外相からは透明性の高い日本の対応への評価が改めて述べられました。
  5. 両者は、本年開催予定のPALM10に向け、緊密に連携していくことで一致しました。
  6. なお、能登半島地震へのマラペ首相からのお見舞いに対する謝意を述べた上で、被災地の復興を願い、上川大臣から金沢箔の小箱を贈呈しました。

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