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令和6年2月16日
女性・平和・安全保障(WPS)議会人ネットJAPAN一行による表敬を受ける上川外務大臣
上川外務大臣と女性・平和・安全保障(WPS)議会人ネットJAPAN一行との懇談の様子

 2月16日、午後4時10分から約15分間、上川陽子外務大臣は、女性・平和・安全保障(WPS)議会人ネットJAPANによる表敬を受け、WPSに関する提言を受領したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 上川大臣は、女性・平和・安全保障(WPS。以下同じ。)議会人ネットJAPANメンバーの国会議員8名の表敬を受けました。WPS議会人ネットJAPANメンバーからは、ウクライナ・中東における惨状や先般の能登半島地震の被害など、国内外の情勢を踏まえたWPSに関する包括的な提言が手交されつつ、世界の紛争地や難民キャンプ及び日本の被災地におけるWPSアジェンダの着実な実施などの要請がありまました。
  2. 上川大臣は提言に謝辞を述べつつ、世界が複合的な危機に直面する中、紛争や災害などの発生によって影響を受けるのは女性や子どもなど脆弱な立場に置かれやすい人々であり、WPSは様々な課題に対処する上で不可欠である旨強調しました。また、WPSを推進するためには、様々なアクターが連携しながらオールジャパンで取り組む必要があり、WPS議会人ネットJAPANの役割も非常に重要であるところ、引き続きその活動に期待したい旨述べました。
  3. 続いて、WPS議会人ネットJAPANメンバーである議員らと、防災分野を含むWPSに関する日本の取組や国際社会における様々な問題について、活発な意見交換が行われ、今後も政府と議連の連携を強化していくことを確認しました。
  4. 最後に、上川大臣から、本意見交換では様々な意見や示唆を得ることができ大変有意義であった、今後も手を携えながら、WPSを一層推進していきたいと述べました。
(参考1)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security:WPS)

 2000年、国連安全保障理事会(国連安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には、女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security:WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議および関連決議を実施するため、日本はこれまで2次にわたる行動計画を策定・実施してきた。現在第3次行動計画を策定中。

(参考2)女性・平和・安全保障(WPS)議会人ネットJAPANメンバー側出席者(8名)

  • 古屋範子衆議院議員(WPS議会人ネットJAPAN会長代行)
  • 堀内詔子衆議院議員(同会長代行)
  • 藤井比早之衆議院議員(同副幹事長)
  • 山田美樹衆議院議員(同事務局長)
  • 国光あやの衆議院議員(同幹事)
  • 三ッ林裕巳衆議院議員
  • 森まさ子参議院議員
  • 広瀬めぐみ参議院議員

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