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令和6年2月19日
マイケル・ロッジ国際海底機構事務局長と握手する上川外務大臣
マイケル・ロッジ国際海底機構事務局長と会談する上川外務大臣
 2月19日、午後3時40分から約10分間、上川陽子外務大臣は、訪日中のマイケル・ロッジ国際海底機構事務局長(Mr. Michael LODGE, Secretary-General of the International Seabed Authority:ISA)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
  1. 冒頭、上川大臣から、日本は海における「法の支配」を重視しており、国連海洋法条約に基づく海洋秩序の維持と発展のため、ISAの活動を支持する旨述べました。また、上川大臣から、深海底における活動において、海洋環境の保全と資源の利活用の双方に配慮した深海底鉱物資源の開発規則の策定の重要性を強調するとともに、日本として議論に建設的に貢献していく考えを強調しました。 
  2. これに対し、ロッジ事務局長から、日本のISAに対するこれまでの人的・財政的支援について謝意が表されました。また、ロッジ事務局長から、深海底鉱物資源の開発規則の策定を始め、引き続きISAの活動における日本の積極的な関与を期待する旨述べました。
(参考)国際海底機構(ISA)

ISAは、国連海洋法条約(UNCLOS)に基づき、同条約のすべての締約国を構成国として、1994年11月16日に設立された。事務局はジャマイカの首都キングストンに置かれている。ISAは、UNCLOSが「人類の共同の財産」と規定する深海底の鉱物資源の管理を主たる目的とし、UNCLOS及び同条約第11部実施協定の規定に従って、深海底における活動を組織・管理している。

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