外務省・新着情報

令和6年2月19日
デニス・シュミハリ・ウクライナ首相と握手する上川外務大臣
懇談の様子

 2月19日、午後5時20分頃から約25分間、上川陽子外務大臣は、日・ウクライナ経済復興推進会議への出席のため訪日中のデニス・シュミハリ・ウクライナ首相(H.E. Mr. Denys SHMYHAL, Prime Minister of Ukraine)と懇談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、1月のウクライナ訪問の際にシュミハリ首相と意見交換した結果を踏まえ、日・ウクライナ経済復興推進会議が成功裏に開催され、新たな租税条約の署名や、官民合わせて50本以上の協力文書への署名が実現する等、目覚ましい成果が得られた旨伝達し、官民をあげてウクライナを支援するとの力強いメッセージを発出することができたことを嬉しく思う旨述べました。
  2. シュミハリ首相から、1月の上川大臣のウクライナ訪問の際以来の再会を嬉しく思う旨述べた上で、日本による継続的なウクライナ支援に改めて感謝する、本日の会議の成果は素晴らしいものである等と発言がありました。
  3. 上川大臣から、ウクライナでは、「人間の尊厳」を重視し、女性や子どもたちを含む全てのウクライナの人々に寄り添いながら、ウクライナの自立的な発展を支援していく必要性を実感した、本19日昼の「女性・平和・安全保障」(WPS)セッションは、こうしたウクライナでの経験を踏まえて企画したものであり、ウクライナから日本に避難している方々も来場し、大変良い議論ができた旨述べました。
  4. また、両者は、G7としての取組を含む国際社会との連携について意見交換を行い、上川大臣から、今回の成果を具体的な取組につなげるとともに、6月のドイツでのウクライナ復興会議を含む国際社会の動きと連動して取り組んでいきたい旨述べました。
  5. 両者は、シュミハリ首相の訪日及び本日の会議の成果を踏まえ、二国間関係及び国際場裡での協力を一層強化すべく、政府間で連携していくことで一致しました。

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