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令和6年2月21日
セジュルネ欧州・外務相と握手する上川外務大臣
セジュルネ欧州・外務相と握手する上川外務大臣
会談の様子

 現地時間2月21日午前9時55分(日本時間21日午後9時55分)から約30分間、G20外相会合に出席するためリオデジャネイロを訪問中の上川陽子外務大臣は、ステファン・セジュルネ・フランス共和国欧州・外務相(H.E. Mr. Stéphane SÉJOURNÉ, Minister for Europe and Foreign Affairs of the French Republic)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、セジュルネ大臣の欧州・外務相就任に歓迎の意を述べるとともに、能登半島地震に際するマクロン大統領からのお見舞いのメッセージに謝意を表明しました。また、昨年12月に岸田総理とマクロン大統領との間で発表された、「特別なパートナー」の下での日仏協力のロードマップのフォローアップを通じて、日仏関係を一層飛躍させたい旨を述べました。
  2. これに対し、セジュルネ欧州・外務相からは、今回、上川大臣と直接お会いすることが出来たことを嬉しく思う旨述べつつ、具体的な成果を上げて、日本との関係を一層強化すべく取り組んでいきたい旨述べました。
  3. 両外相は、日仏がともに「インド太平洋国家」であり、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識を共有しつつ、先週フィジー共和国で開催された太平洋・島サミット(PALM)第5回中間閣僚会合に触れつつ、太平洋島嶼国における協力等について意見を交わしました。また、今月の第1回日仏経済安全保障作業部会開催や、5月にパリで開催予定のビバテックにおいて日本が本年の主賓(Country of the year)に選出され、スタートアップ分野における協力が進んでいること等、日仏ロードマップが着実に実施されていることを歓迎しました。
  4. 両外相は、地域情勢についても意見を交換し、ウクライナ支援を揺るぎない形で進めていくことで一致したほか、セジュルネ欧州・外務相から、日・ウクライナ経済復興推進会議の開催を含めた日本のウクライナ支援への高い評価が表明されました。その他、中東情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢について意見交換を行い、両外相間で緊密に連携していくことで一致しました。また、両外相はAIについても連携を深めていくことで一致しました。

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