経産省・新着情報

2024年2月22日

地域の公共空間や遊休空間等を活用して行われるアートプロジェクトは、アートそれ自体の本質的価値のほか、地域におけるコミュニティの形成といった社会的価値や地域のブランディング向上といった経済的価値など、地域に様々な価値をもたらします。一方で、プロジェクトを実施する際のノウハウの不足などによって、取り組む自治体や事業者は限られているのが現状です。そのため、経済産業省では、アートプロジェクトをはじめようとする、地域や自治体、企業の方々の手引きとなる「×ARTスタートアップガイドライン」を作成、公表します。これにより、地域の活性化に資する、新たな文化創造やアートの普及促進を図ります。

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ガイドラインの概要は以下のとおりです。

1.地域でのアート事例

地域におけるアート活動の起点となる3つのエンジン「アーティスト(アート)」「自治体や企業(事業主体)」「地域の人(地域)」が、立場や考え方の違いを乗り越え、どのように目的やビジョンを共有し、プロジェクトを実現・継続してきたのか。プロジェクトの起点となった方々のインタビューを掲載しています。

2.アートプロジェクトが地域にもたらす様々な価値

アートプロジェクトによって様々な価値が地域にもたらされますが、効果や影響が、数値や形として見えづらく、理解を得づらいことがあります。アートの持つ多様な価値が、どのように地域が求める効果・価値に変換されているかを整理しています。

3.アートプロジェクトの進め方

地域でアートプロジェクトを進めていくための具体的な手順を、プロジェクトの進行フローに沿って解説した上で、「アート」、「事業主体」、「地域」それぞれが果たす役割と、つまずく点の解決ポイントなどを解説しています。

4.アートをまちに活かすには?

アートを設置する空間は、それぞれの街に多く存在していますが、設置する空間によって、関連する法令や制度、ルールが異なります。それぞれの空間でのアート活用の検討が進められるよう、制度やルールについて解説しています。

5.続けるための仕組みづくり

アートと地域との関係を継続的に育て、環境の変化に合わせた、新たなアートプロジェクトが立ち上がるという循環を生み出すために必要な組織や仕組みについて解説しています。

関連資料

担当

商務・サービスグループ
クールジャパン政策課長 俣野
担当者:浅見、野口、岡崎、熊谷、黒木
電話:03-3501-1511(内線 3651)
メール:bzl-arts-team★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。

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