外務省・新着情報

令和6年2月22日

 2月22日(現地時間同日)、モルディブ共和国の首都マレ市において、竹内みどり駐モルディブ共和国日本国特命全権大使と、ムーサ・ザミール・モルディブ共和国外務大臣(H.E. Mr. Moosa Zameer, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Maldives)との間で、無償資金協力「地上デジタルテレビ放送網整備計画」(3.26億円)の追加贈与に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. モルディブは約1,190の環礁島から構成され、自然災害に脆弱な環境にあります。国民の主な情報入手手段はテレビですが、民間放送局は首都マレ島及びその周辺でのみ視聴可能であるため、これらの地域以外に住む住民は、自然災害等の緊急事態が発生した場合、詳細な防災情報に適時にアクセスできない状況にあります。
  2. 本協力は、日本方式による地上デジタルテレビ放送網をモルディブ全土で整備することで、モルディブ国民による気象や防災を始めとする情報へのアクセス向上を図るものです。これにより、島嶼間の情報格差の是正及び気候変動・防災対策につながることが期待されます。
  3. 本協力は、平成28年10月に、27.92億円を限度とする無償資金の供与を行ったものの、為替変動等により資金が不足したことから、今般、3.26億円の追加贈与を行い、限度額を31.18億円に変更するものです。
(参考)モルディブ共和国基礎データ

 モルディブ共和国は、面積298万平方キロメートル(東京23区の約半分)、人口約52.3万人(2022年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は、10,880ドル(2022年、世界銀行)。


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