外務省・新着情報

令和6年2月23日
ロヨ運河担当大臣と握手する上川外務大臣
ロヨ運河担当大臣から説明を受ける上川外務大臣
資料について係員から説明を受ける上川外務大臣

 現地時間2月23日午後2時30分(日本時間24日午前4時30分)から約45分間、パナマを訪問中の上川陽子外務大臣は、パナマ運河を訪問し、アリスティデス・ロヨ・サンチェス・パナマ運河担当大臣(元パナマ大統領)(Dr. Arístides Royo Sánchez, Minister of Canal Affairs and former President of the Republic of Panama)から同運河の概要について説明を受けながら視察を行いました。

 上川外務大臣は、ロヨ運河担当大臣の日本に寄せる信頼に謝意を述べつつ、水量不足に起因する運河の通航数管理に関し、日本発着貨物の支障ない通航の確保を要請しました。
 今回の視察及びロヨ大臣との意見交換を通じ、「自由で開かれた海洋」の維持・発展のための協力を確認するとともに、日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持することの重要性を共に確認しました。

(参考)パナマ運河

 パナマ運河は、1914年に開通し、2016年に拡張された太平洋と大西洋をつなぐ運河。全長80キロメートル。パナマ運河を通航する貨物のうち、日本を発着とする貨物量は約14.5%を占める(パナマ会計年度2023)。開通前の運河建設に日本人技師が従事するとともに、日本製牽引車が使われるなど、日本も様々な形で貢献を行ってきている。


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