外務省・新着情報

令和6年2月27日
UNRWAのラザリーニ事務局長と会談している辻外務副大臣

 2月27日午後7時50分(現地時間同日午後0時50分)から約30分間、辻󠄀清人外務副大臣は、フィリップ・ラザリーニ国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)事務局長(Mr. Philippe Lazzarini, Commissioner General, the United Nations Relief and Works Agency for Palestine Refugees in the Near East)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 辻󠄀副大臣から、10月7日のテロ攻撃にUNRWA職員が関与したとの疑惑を受け、我が国として、UNRWAへの拠出を一時停止せざるを得ないとの判断に至ったことに関し、UNRWAにおいて、ガバナンスの強化を含め、適切な対応がとられることを求めました。
  2. ラザリーニ事務局長からは、日本はUNRWAにとって長年緊密に連携してきた重要なパートナーであり、日本との信頼関係を大切にしたいと述べつつ、UNRWAのガバナンスの強化のための取組についての説明がありました。
  3. 両者は、パレスチナ難民の人道状況が深刻化していることへの懸念を改めて共有し、国連による調査や第三者検証の進捗状況、他のドナー国の動向等を踏まえつつ、引き続き緊密にコミュニケーションをとっていくことで一致しました。

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