外務省・新着情報

令和6年2月27日
シュタイエ首相と握手を交わす辻󠄀副大臣の様子
辻󠄀外務副大臣によるシュタイエ・パレスチナ首相への表敬の様子

 2月27日午後10時40分(現地時間同日午後3時40分)から約40分間、辻󠄀清人外務副大臣は、ムハンマド・シュタイエ・パレスチナ首相(H.E. Dr. Muhammad Shtayyeh, Prime Minister of Palestine)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、辻󠄀副大臣から、困難な人道状況下にあるガザ地区での民間人の犠牲と苦難に対するお見舞いを述べました。
  2. 辻󠄀副大臣から、イスラエル・パレスチナ情勢について、ヨルダン川西岸地区における入植者等による暴力の増加を懸念する旨述べるとともに、昨年10月のハマス等によるテロ攻撃以降のガザ地区の情勢について、事態の早期沈静化等に向け粘り強く外交努力を重ねており、また、数々のガザ人道支援を実施してきている旨述べました。これに対し、シュタイエ首相から、今般発表された追加的なガザ人道支援を含む長年の日本による対パレスチナ支援に対する謝意が示されました。
  3. 辻󠄀副大臣から、日本の一貫した二国家解決支持の姿勢は今後も変わらず、二国家解決の実現に向けた努力を結集する必要性を強調しました。シュタイエ首相からは、パレスチナ・イスラエル関係の現状の説明がなされた上で、中東和平に対する日本のコミットメントを高く評価するとともに、日本の一層の役割を期待すると述べました。
  4. 両者は、地域の安定のため、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

発信元サイトへ