経産省・新着情報

2024年2月29日

経済産業省は、「サービス標準化ワーキンググループ(WG)」において、サービス分野における標準化の有用性や活用方法の類型、標準化・普及促進の各段階で重要となる事項や留意点を整理し、「中間取りまとめ」を行いました。
また、サービス規格開発に初めて取り組む方向けに「サービス規格作成のための入門ガイド(マニュアル)」を作成しました。

1.背景

我が国のサービス産業には、安全・丁寧・迅速等のサービス品質の高さに見合った価格設定を行うとともに、労働生産性を高めるという課題が存在しています。 これらの課題に対し、品質の高さを見える化し、業界内でサービス手順を共通化する等、標準化を手段として、戦略的に活用することが有効です。
そのため、経済産業省は、「サービス標準化ワーキンググループ(WG)」を設置し、産業界や有識者等から幅広く意見を取り入れ、サービスの対象・定義の整理や標準化の活用類型の提示、普及促進・規格開発のマニュアル化等に関する議論を行いました。

2.概要

WGでの議論を踏まえ、今回公表するのは以下の2点です。

(1)「中間取りまとめ」

サービス規格の定義の整理を行い、具体例を示してサービス標準化の活用類型とその有用性を精査・分析、サービス標準化のメリットを可視化しました。さらに標準化・普及促進の各段階で重要となる事項やその際の留意点、JISやISO・IECのデジュール標準のメリットや注意点について提示しました。

(2)「サービス規格作成のための入門ガイド」

国内ではサービス規格開発の具体的事例が少なく、規格開発経験が無い業界団体等も多いため、サービス規格開発に初めて取り組む方が、円滑に原案作成等を進める上で参考となるマニュアルを作成しました。JIS のサービス規格について概念・活用類型を示し、その作成手順を分かりやすくまとめています。

 

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担当

産業技術環境局 国際標準課長 西川
担当者:田中、石毛、内山
電話:03-3501-9277(内線 3423)
メール:s-kijun-ISO★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。

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