外務省・新着情報

令和6年2月28日
カッツ外相と握手する辻外務副大臣
カッツ外相と会談を行う辻外務副大臣

 2月28日18時35分(現地時間同日11時35分)から約45分間、イスラエルを訪問中の辻󠄀清人外務副大臣は、イスラエル・カッツ外務大臣(H.E. Mr. Israel KATZ, Minister of Foreign Affairs of the State of Israel)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、辻󠄀副大臣から、カッツ外務大臣に対して、外務大臣就任の祝意の伝達がありました。10月7日のハマス等によるテロ攻撃は決して許されず、我が国として断固非難していること、犠牲となった方々に心から哀悼の意を表し、負傷者の方々にお見舞いを述べ、誘拐された方々のことを大変案じており、彼らは一刻も早く解放されるべきであることを述べました。
  2. 辻󠄀副大臣から、ガザ地区の危機的な人道状況を深刻に懸念しているとした上で、人道支援活動が可能な環境を確保し、また人質の解放につながるような人道的停戦が速やかに実現し、そして、持続可能な停戦が実現することを期待していると述べました。
  3. 辻󠄀副大臣から、我が国は二国家解決を一貫して支持しており、両当事者の交渉によってのみ、和平が実現できると考えているとする日本の立場を述べました。
  4. これに対し、カッツ外務大臣からは、目下の情勢に加え、戦後のパレスチナとの関係及び地域協力に関するイスラエルの立場についての説明がありました。
  5. 両者は、地域の安定のため、引き続き緊密に意思疎通していくことで一致しました。
  6. 会談後、辻󠄀副大臣は、カッツ外相の同席の下、ハマスによるテロ攻撃で亡くなった方、誘拐された方の御家族と約30分間面会しました。御家族からは、テロ当日の状況につき説明があり、人質の早期解放やテロのない世界に向けた協力につき要望がありました。辻󠄀副大臣からは、辛い状況の中で話を聞かせていただき感謝する、人質の解放やテロなき世界に向けてできる限りの努力をしたい旨、述べました。

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