外務省・新着情報

令和6年3月4日
国際協力70周年キックオフ・イベントのオープニングセレモニーで開会宣言を行う穂坂泰外務大臣政務官
左から神戸市中央区マスコットのかもめん、司会の亀井アナウンサー、神戸市小原副市長、穂坂外務大臣政務官、ODA活動の広報キャラクターODAマンがステージ上に並んで開会宣言を行っている様子

 本年は、日本が、ODAを開始して以来70年目の節目の年に当たります。この第1弾の主要イベントとして、3月3日(日曜日)、神戸国際会議場において、穂坂泰外務大臣政務官の出席の下、外務省・JICA(国際協力機構)共催「神戸キックオフ・イベント」を開催しました。概要は以下のとおりです。同イベントには、多彩な著名人も出席し、会場収容人数(約300人)の4倍以上に及ぶ応募の申し込みがありました。オンラインとの併用を通じ、小中高生から年配の方々まで、幅広い層を対象として、ODAや国際協力に関する理解の促進に寄与しました。

  1. オープニングセレモニーでは、冒頭、上川外務大臣の国際協力70周年のビデオメッセージを上映し、これからの時代のODAのキーワード「共創」を伝えました。引き続き、穂坂政務官より、本イベントの意義とODAの重要性を説明し、国際協力70周年のロゴの発表を行いました。  
  2. 本イベントは、陣内智則、亀井京子両氏の総合司会で進められ、第一部「今さら聞けない!ODAってなあに!?」では、ゲストにお笑い芸人のミルクボーイ、CRAZY COCO両氏と神戸の学生も交え、ODAの意義、貢献、今後の課題について、事例を用いた菅原清行国際協力局政策課長の解説で、ODAと国際協力の基本について見ていきました。
  3. 第二部「SDGsネイティブ世代から視たODA」では、穂坂政務官、鍜治澤JICA関西課長が出席の下、関西学院大学及び神戸大学の学生等との間で、国際協力のきっかけ、課題などについて議論を行いました。タレントで俳優の山之内すず、お笑い芸人ゆいP(おかずクラブ)両氏も、ゲストとして議論に参加しました。
  4. 第三部パネルディスカッション「地方から発信する国際協力の展望」では、SDGs16「平和と公正」とガバナンスをテーマに、中野美奈子アナウンサーの司会の下、国連出身の村田俊一関西学院大学教授(ファシリテーター)、イスラエル・パレスチナ問題を専門とする出川NHK解説主幹、世界の争い予防に努める瀬谷ルミ子Reals理事長、防災の普及に努める松岡由季国連防災機関駐日代表、気候変動・脱炭素の専門家・前田雄大エネルギー・アナリストをパネリストとして、日本の開発協力のあり方を含め活発な議論を行いました。ゲストには、タレントで作家の又吉直樹氏も議論に参加しました。
  5. 第四部では、「神戸から世界とつながる一歩を」をテーマとした「ODA新喜劇」が披露され、大盛況のうちに閉幕しました。

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