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令和6年3月5日
カネムUNFPA事務局長と握手をする穂坂外務大臣政務官
穂坂外務大臣政務官とカネムUNFPA事務局長の会談の様子

 3月5日、午前11時40分から約30分間、穂坂泰外務大臣政務官は、訪日中のナタリア・カネム国連人口基金(UNFPA)事務局長(Dr. Natalia Kanem, Executive Director of the United Nations Population Fund (UNFPA))の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、穂坂政務官から、UNFPAが実施する性と生殖に関する健康と権利についての活動を評価する旨述べた上で、性と生殖に関する健康サービスの提供は、日本が重視するユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現のために必要不可欠であり、日本としても、引き続き積極的な取組を行っていく旨述べました。
  2. これに対し、カネムUNFPA事務局長は、日本の協力に対し謝意を述べるとともに、UHC推進等の人口・グローバルヘルス分野における日本のリーダーシップを高く評価し、一層緊密に日本と連携していきたい旨述べました。
  3. 国際人口開発会議から30年を迎えるにあたり、本年5月に、バングラデシュで開催される記念イベントは、日本が共催予定であることも見据え、両者は、より緊密に連携していくことで一致しました。
(参考1)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)

 すべての人が、効果的で良質な保健医療サービスを、負担可能な費用で受けられること。

(参考2)国際人口開発会議(International Conference on Population and Development: ICPD

 1994年、カイロ(エジプト)で開催され、179の政府が「カイロ行動計画」を採択し、人口は数の問題ではなく、一人一人の尊厳と生活の質に関する問題であると合意された。

(参考3)国連人口基金(United Nations Population Fund: UNFPA

 すべての妊娠が望まれ、すべての出産が安全に行われ、全ての若者の可能性が満たされるために活動する国連機関。


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