外務省・新着情報

令和6年3月6日

 3月5日(現地時間同日)、ルワンダ共和国の首都キガリにおいて、福島功駐ルワンダ共和国日本国特命全権大使とウジエル・ンダギジマナ・ルワンダ共和国財務・経済計画大臣(Hon. Dr. Uzziel NDAGIJIMANA, Minister of Finance and Economic Planning of the Republic of Rwanda)との間で、140億円を限度とする円借款「教育セクターのための開発政策借款」に関する書簡の署名・交換が行われました。

(注)円借款:開発途上国に対して、インフラ等の建設資金や、政策・制度改善の実施を後押しするために必要な資金を緩やかな条件(低い金利や長い返済期間)で貸し付ける協力。開発途上国にとっては、日本への返済を前提とした資金なので、効果的な活用や自立的発展に繋がることが期待されます。

  1. 対象案件の概要
    1. ルワンダにおいて、教員養成校及び初等教育課程における学びの改善に関する財政支援を行うことにより、教員養成校の機能強化及び教育DX推進並びに内部効率性改善に取り組む同国政府の関連政策の策定及び実行を図り、もって社会経済的変革を推進しグローバル市場で競争力を持つ人材育成に寄与するものです。
    2. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、子どもの学びを改善し、質の高い教育を900万人に提供することを表明しているほか、保健、教育、農業、郵便等の分野でDXを主流化し、データに基づく開発やデジタル・ソリューションの利用を推進することを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
  2. 供与条件
    1. 供与限度額:140億円
    2. 金利:年0.20%
    3. 償還期間:40年(10年の据置期間を含む。)
    4. 調達状況:一般アンタイド
(参考)ルワンダ共和国基礎データ

 ルワンダ共和国の面積は約2.63万平方キロメートル(四国の約1.5倍)、人口は1,378万人(2022年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は930米ドル(2022年、世界銀行)。


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