外務省・新着情報

令和6年3月8日

 3月8日(現地時間7日)、コートジボワール共和国のアビジャンにおいて、一方井克哉駐コートジボワール共和国日本国特命全権大使とカク・ウアジャ・レオン・アドム・コートジボワール共和国外務・アフリカ統合・在外自国民大臣(H.E. Mr. Kacou Houadja Léon ADOM,Minister of Foreign Affairs, African Integration and Ivorians Abroad, Republic of Côte d’Ivoire)との間で、24.55億円を限度とする円借款「アビジャン港穀物バース建設計画(第二期)」に関する書簡の交換が行われました。

(注)円借款:開発途上国に対して、インフラ等の建設資金や、政策・制度改善の実施を後押しするために必要な資金を緩やかな条件(低い金利や長い返済期間)で貸し付ける協力。開発途上国にとっては、日本への返済を前提とした資金なので、効果的な活用や自立的発展に繋がることが期待されます。

  1. 対象案件の概要
    1. 地域最大規模を誇るコートジボワールのアビジャン港において、新規に穀物バースを整備することにより、同国及びサヘル地域内陸国の増大する穀物流通需要への対応を図り、もって域内の物流の活性化に寄与するものです。
    2. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「連結性・質の高いインフラ投資」に取り組むことを表明しています。また、2023年5月に岸田文雄内閣総理大臣が、サヘル地域とギニア湾沿岸諸国の平和と安定に寄与し、持続可能な成長を促進するため、今後3年間で約5億ドルの支援を行うことを表明しており、この協力は、これらの表明を具体化するものです。
  2. 供与条件
    1. 金利:年0.20%
        (コンサルティング・サービス部分の金利については年0.10%)
    2. 償還期間:40年(10年の据置期間を含む。)
    3. 調達状況:タイド
(参考)コートジボワール共和国基礎データ

 コートジボワール共和国の面積は約32.2万平方キロメートル(日本の約0.9倍)、人口は2,816万人(2022年、世界銀行)、人口1人当たり国民総所得(GNI)は2,620米ドル(2022年、世界銀行)。


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