外務省・新着情報

令和6年3月8日
文書に署名後、握手をする上川外務大臣とサイードフ・ウズベキスタン外務大臣
能登半島地震被災地復興を願う小箱をサイードフ・ウズベキスタン外務大臣に手渡す上川外務大臣
サイードフ大臣から贈られたウズベキスタンの伝統衣装を着用した上川外務大臣

 3月8日、午後7時50分から約80分間、上川陽子外務大臣は、外務省賓客として訪日中のバフティヨル・サイードフ・ウズベキスタン共和国外務大臣(H.E. Mr. Bakhtiyor SAIDOV, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Uzbekistan)とワーキング・ディナーを行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭
     上川大臣から、サイードフ大臣の初めてとなる訪日を歓迎するとともに、能登半島地震に対するウズベキスタンからのお見舞いメッセージへの謝意を述べました。また、上川大臣から、日本とウズベキスタンは歴史的な友好関係を有し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するための戦略的パートナーである旨述べました。
     これに対し、サイードフ大臣からは、日本外務省の招待に対し謝意を述べるとともに、これまでの日本との協力を幅広い分野で深化させたい旨述べました。
     両外相は、本日の会談を踏まえ、二国間の具体的な協力を重層的に積み上げていくことで一致しました。
  2. 二国間関係
     上川大臣から、人的交流、留学を含む人材育成、労働人材の活用など、今後も両国の国民がつながりを感じられるような具体的な協力を目指すほか、日本企業のウズベキスタンへの進出を後押ししたい旨述べました。
     また、経済協力分野について、先月、書簡の署名・交換が行われた借款「持続可能な経済社会開発支援プログラム・ローン」がウズベキスタンの財政健全化や社会安定化に寄与することを期待する旨述べました。
     これに対し、サイードフ大臣から、日本による支援に謝意を述べるとともに、貿易投資、ビジネス分野等を含め、両国間の関係を更に深化させたい旨述べました。
  3. 「中央アジア+日本」対話
     上川大臣から、これまでの20年間に「中央アジア+日本」対話の下で積み重ねてきた協力の実績を指摘した上で、近年の中央アジアの重要性の高まりも踏まえ、質量ともに協力を拡充したいと述べ、サイードフ大臣からも、同対話の下での日本との協力を重視する旨述べました。
     その上で、両大臣は、本年開催予定の「中央アジア+日本」対話・首脳会合に向け、今後も緊密に連携していくことで一致しました。
  4. 地域・国際情勢
     両大臣は、中央アジア情勢を含む地域・国際情勢についても意見交換し、引き続き連携していくことを確認しました。
  5. なお、ワーキング・ディナーに先立ち、両外相は、「日・ウズベキスタン外務省間協力プログラム」に署名・交換しました。また、上川大臣から、能登半島地震における被災地の復興を願い、石川県の金沢箔の小箱を贈りました。サイードフ大臣からは、ウズベキスタンの伝統衣装を贈り、上川大臣がこれを着用してみせるなど、和やかな雰囲気の中で会談が開始されました。

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