外務省・新着情報

令和6年3月11日

 3月11日、午後4時30分から約30分間、上川陽子外務大臣は、ルミニツァ・オドベスク・ルーマニア外務大臣(H.E. Dr. Luminița Teodora ODOBESCU, Minister of Foreign Affairs of Romania)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、能登半島地震におけるルーマニアからの連帯の意に対して感謝を述べるとともに、「日・ルーマニア戦略的パートナーシップ構築に関する共同声明」署名から1年という機会にお話でき嬉しく思う旨述べました。
  2. 上川大臣から、ウクライナ情勢について、現下のような状況において同志国が結束してウクライナを支援することが従来以上に重要であるとした上で、2月19日に開催した「日・ウクライナ経済復興推進会議」に係る日本の取組について説明しました。更に、同会議で上川大臣が主催した女性・平和・安全保障(WPS)セッションについて説明の上、オドベスク外相が議長を務めた昨年9月のWPSフォーカルポイント・ネットワーク・ハイレベルサイドイベントに出席したことは記憶に新しい旨述べたところ、同外相より、上川大臣のWPS関連の取組を高く評価する旨の発言がありました。その上で、両大臣は、ウクライナ支援やWPSに関し連携していくことで一致しました。
  3. また、上川大臣から、自由や民主主義といった価値や原則を共有する両国間では、この1年、「戦略的パートナーシップ」を具現化すべく、多くの実績が積み上げられていることを嬉しく思うと述べ、両外相は、地域や国際的な情勢について意見交換を行いました。その上で、「戦略的パートナー」としての協力強化に向け、引き続き、緊密に連携していくことで一致しました。
(参考2)WPSフォーカルポイント・ネットワーク

 WPSフォーカルポイント・ネットワークは、国連加盟国のWPSに関する最大のネットワークで、教訓や好事例を共有する。政府以外にNATO、OSCE、AU、ASEAN等の地域機構も参加。2024年3月現在、91か国・10地域機構の合計100のメンバーが参加。


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