経産省・新着情報

2024年3月15日(金曜日)
8時34分~8時40分
於:衆議院分館2階ロビー

冒頭発言

兵庫・大阪出張

初めに、私から1点申し上げます。
明日16日、兵庫県、大阪府に出張します。兵庫県では、川崎重工業株式会社関連の水素施設を訪問します。クリーンな燃料として期待される低炭素水素等の導入に向けて、現在、水素社会推進法案を国会で御審議いただいているところです。今回、実際に水素の利活用に向けた実証を行っている液化水素の運搬船や荷役実証ターミナル、水素の利用設備としての水素コージェネレーションシステムを視察します。
大阪府では、フクシマガリレイ株式会社を訪問します。今国会に提出した産業競争力強化法改正法案では、日本経済を成長軌道に乗せる鍵を握る「中堅企業」を法律で定義し、成長促進のための措置を講じることとしています。その中堅企業である同社からお話を伺って、中堅企業の成長戦略や経営課題について、直接確認ができたらと思っています。
私からは以上です。

質疑応答

東電柏崎刈羽原発再稼働

Q:東電柏崎刈羽原発の再稼働についてお伺いいたします。大臣が来週にも新潟県の花角知事に再稼働の理解を求めるとの報道がありますが、事実関係を教えてください。
また、IAEAのグロッシー事務局長は、再稼働を妨げるものはないというふうな発言をされておりますが、再稼働の時期に関して、大臣の現在の御認識はいかがでしょうか。

A:東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に関しては、昨年末に私から信頼回復に向けた取組の方針の報告を東京電力に求めていました。本日、東京電力、小早川社長から直接報告を受ける予定になっています。そのほかについては、現時点では何も決まっていません。また、今週、IAEAのグロッシー事務局長と会談した際に、私からは現実的には乗り越えるべきハードルもあるが、力を尽くしていきたいとお伝えをしたところです。
再稼働の時期についての御質問ですが、現時点で予断を持ってお答えすることは差し控えたいと思っています。

日本製鉄のUSスチール買収計画

Q:日本製鉄のUSスチールの買収計画について、アメリカのバイデン大統領が否定的な声明を発表されました。これに対する大臣の受け止めと、経産省としての今後の対応について教えてください。

A:御指摘の大統領の声明は承知していますが、本件は個別企業の経営そのものに関する話ですから、私の立場でコメントするのは控えたいと思っています。

関電美浜原発運転差止め訴訟

Q: 美浜原発の運転差止めの仮処分の申立てについて、本日、大阪高裁で判断が示されます。仮に差止めの判断が出た場合のエネルギー政策に与える影響について、経産省としてどのようにお考えか、お願いいたします。

A:大変恐縮ですが、これから判決が出る話ですから、私から予断を持って答弁するのは差し控えたいと思います。申し訳ありません。

日産・ホンダ協業

Q:日産がライバルのホンダと協業を検討する、この方向で調整していると聞いています。EVを普及させていくという観点でも、またその日本の自動車産業、競争力を高めるという意味でも、この両者が協業すれば影響が大きいのではないかと思います。一方で、企業文化が違い過ぎるといった指摘もありまして、果たしてうまくいくのかというように慎重に見る向きもあります。こういう動きについて大臣はどのような見解をお持ちでしょうか。

A:これも恐縮ですが、日産とホンダが協業を検討しているという報道には接しているものの、今の段階では個社の事案ですので、私からコメントするのは控えたいと思います。ただ、その上で申し上げたいのは、自動車産業を取り巻く競争環境というのは、今本当に大きく変化しています。そういう中で、我が国の自動車会社がこうした変化に対応して前向きにチャレンジしていくことは、国際競争に勝ち抜いていく上で大事な視点であると、一般論ですが思っています。

東電柏崎刈羽原発再稼働

Q:冒頭質問のあった東電社長との面談についてお伺いしたいと思います。今回あえて報告を求められた意図ですね、通常にはないプロセスかと思いますけれども、その思いについて教えていただきたいのと、年末の時点では、年明けにもという御説明だったかなというふうに承知していますけれども、この時期になった御理由などがあれば教えていただければと思います。

A:年明けという時期については、東京電力で検討されたことですので、私から、なぜということについて、お答えするのは差し控えるしかないと思います。
本件は、東電が、新潟県を始めとした地元に、大変信頼を損なう大きな出来事を行ったということで、我々としても重く受け止めており、こういう形を取らせていただいたということに尽きると思っています。

以上

最終更新日:2024年3月15日

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