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2024年3月18日

【2024年3月18日発表資料更新】3. 応募方法「NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth専用サイト」のURLに誤りがございましたので修正しました。
経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)では、技術課題や社会課題の解決に資する多様なシーズ・解決策をコンテスト形式による懸賞金型の研究開発方式を通じて募る”NEDO Challenge”「NEDO 懸賞金活用型プログラム」を立ち上げ、第1弾 「NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth」への参加者を広く募集します。

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1.NEDO 懸賞金活用型プログラムについて

イノベーションを創出しその恩恵を社会課題の解決によって国民や社会に還元していくためには、従来にない先端技術を社会実装に至らしめるための適切な方策を推進することも重要です。「イノベーション循環の実現に向けた政策の方向性」(2024年3月6日 経済産業省 産業構造審議会 産業技術環境分科会 イノベーション小委員会) では、経済産業省が実施する研究開発事業において、国としてクリアすべき明確な目標を掲げ、特定の技術・手段によらず、研究開発の『成果』に報酬を支払う仕組みである懸賞金型事業を本格実施することとしています。懸賞金型研究開発事業は委託・補助と比べ、解決に向けたアプローチが定まっていないような課題への対応、課題解決に適した技術・アイディアを有する人材の発掘、企業に内在する技術を事業化のために洗練する機会として活用することが、有効であると考えられています。また、野心的な目標について、いち早く達成した者に対して大規模な懸賞金を支払う、世界でも類を見ないようなものも含め、今後、幅広い目的に活用していくこととしています。
そこでNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、技術課題や社会課題の解決に資する多様なシーズ・解決策を懸賞金型の研究開発方式を通じて募り、将来の社会課題解決や新産業創出につながるシーズをいち早く発掘することで、共同研究等の機会創出、シーズの実用化、事業化の促進をねらう「NEDO 懸賞金活用型プログラム」“NEDO Challenge”を立ち上げました。

第1弾 NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth

衛星データと地上データ等の組み合わせにより、グリーン分野に資するシーズ発掘を目的とした取組みを実施します。

第2弾 NEDO Challenge, Li-ion Battery 2025

リチウムイオン蓄電池が回収物に混入することで引き起こされるリサイクル現場での火災・事故等の課題に対し、リサイクル工程における安全性を高めつつも作業の円滑化に資する取組みを実施します。

第3弾 AI技術により、筋電位や脳波などの生体情報から人間の身体操作、運動情報を予測する取組みを実施します。

このたび第1弾となる「NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth」の公募を本日から開始します。概要は以下のとおりです。準備中の第2弾、第3弾の公募も順次開始していきます。

2.第1弾 「NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth」について

カーボンニュートラル実現等に向け、エネルギー及び環境に係る研究開発が世界中で積極的に進められています。日本においても「2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」ことを宣言し、グリーン成長戦略(令和3年6月18日策定)等の政府方針に基づき、再生可能エネルギーの有効利用や新たなエネルギーの導入拡大等の施策を行っております。
また、衛星データは地形や構造物の形など様々なデータを広域に読み取ることができ、これらと地上データ等と組み合わせて解析することにより、様々な地球規模課題の解決が期待されています。
本事業は、グリーン分野に係る課題解決を、衛星データ等を活用することで、より効果的に実現するシステムを公募するものであり、より多くの革新的・独創的な提案を募ることを目的に、懸賞金型コンテストを実施します。
本事業をとおして、将来の新産業や新規ビジネスの創出につながる技術シーズをいち早く発掘し、事業化や実用化の促進を図ります。

3.「NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth」の募集概要

募集期間

2024年3月18日(月曜日)から4月30日(火曜日)まで

対象となるテーマ

テーマ1:カーボンクレジット基盤構築 (グリーン・ブルーカーボン等)

具体的な技術開発テーマ例

  • 森林・農地・水域等バイオマスのMRV(測定・報告・検証)手法の開発 
  • 森林・農地・水域等の効率的な維持管理等、関係する業界・個社の抱える課題解決

テーマ2:エネルギーマネジメント基盤構築 (風力・太陽光等)

具体的な技術開発テーマ例

  • 風力・太陽光等の再生可能エネルギーにおける、適地探索、発電電力量・需要予測等の手法の開発
  • 関係する事業者・行政等の意思決定支援、点検・保守等における業務効率化の実現 

テーマ3:気候変動・環境レジリエンス基盤構築 (火災・水害・生物多様性等)

具体的な技術開発テーマ例

  • 浸水等の風水害に対する被害把握・軽減、火山・林野等の火災の早期検知手法の開発
  • 気候変動、生物多様性等、自然資本の回復に資する環境評価手法の開発
  • 関係する事業者・行政等における意思決定の支援や業務の効率化

懸賞金額

1位1000万円、2位400万円、3位200万円
(テーマ1、テーマ2、テーマ3の受賞者それぞれに交付)

応募方法

応募方法、応募様式などは下記Webサイトをご確認の上、奮ってご応募ください。
NEDO Challenge, Satellite Data for Green Earth専用サイト外部リンク

担当

  • 産業技術環境局 研究開発課 産業技術プロジェクト推進室長 千葉
    担当者:功刀、髙橋
    電話:03-3501-1511(内線 3391)
    メール:bzl-s-sangi-projectsuishin★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。
  • 製造産業局 宇宙産業室長 伊奈
    担当者:末吉 
    電話:03-3501-1511(内線3844)
    メール:bzl-uchu-satellitedata★meti.go.jp
    ※[★]を[@]に置き換えてください。

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