外務省・新着情報

令和6年3月18日
国連機関邦人職員とWPSに関する意見交換を行う上川外務大臣
国連機関邦人職員と写真撮影に応じる上川外務大臣

 現地時間3月18日午後6時5分(日本時間19日午前7時5分)から約40分間、安全保障理事会閣僚級会合出席のため米国・ニューヨークを訪問中の上川陽子外務大臣は、 国連機関邦人職員とWPSに関する意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、日本はWPSを力強く推進しており、WPSに資する支援の在り方、日本と国連機関との更なる連携の可能性について、国際的に活躍している皆様から率直な意見を伺いたいと述べました。
  2. 参加した国連機関職員からは、それぞれ国連児童基金(UNICEF)、国連女性機関(UN Women)、国連政務・平和構築局(UNDPPA)、国連開発計画(UNDP)、国連人口基金(UNFPA)、国連危機管理センター(UNOCC)での任務に従事する立場から、各機関のWPSに関する取組の現状や課題、特に未だ女性の参画が十分でないことや、世界的な援助資金の減少への懸念等が共有され、日本としての貢献の可能性やアイデアについて活発に意見交換が行われました。
  3. 最後に、上川大臣から、国連の各組織が、人間の安全保障の考えに則りつつ、アクションを念頭に一体的な活動を進めていくべく大使館のネットワークも活用したい、WPSの視点を切り口に支援の在り方を検討していきたい、と述べました。
(参考)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)

 2000年、国連安全保障理事会(国連安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。


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