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令和6年3月18日
グテーレス国連事務総長と握手する上川外務大臣
グテーレス国連事務総長ら国連代表と懇談する上川外務大臣

 現地時間3月18日午後3時10分(日本時間3月19日午前4時10分)から約20分間、安全保障理事会閣僚級会合出席のため米国・ニューヨークを訪問中の上川陽子外務大臣は、グテーレス国連事務総長(H.E. Mr. António Manuel de Oliveira Guterres, Secretary-General of the United Nations)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、グテーレス事務総長は、上川大臣との再会を歓迎し、今回、日本が安保理において軍縮・不拡散を取り上げたことを賞賛し、日本の国連に対する貢献に深い感謝の念を表明しました。これに対し、上川大臣からは、核軍縮・不拡散に関する安全保障理事会閣僚級会合におけるグテーレス事務総長の力強いメッセージに謝意を述べ、軍縮・不拡散における日本の取組を継続・強化していく旨述べました。
  2. また、双方は、4月2日の「人間の安全保障に関する国連総会非公式会合」、9月の未来サミット等の機会を通じ、多国間主義の強化のために協力していくことで一致しました。
  3. 双方は、ガザ地区の人道状況や、UNRWAに関する国連による調査や第三者検証、UNRWA 自身のガバナンス強化に向けた取組について率直に議論し、引き続き日本と国連が緊密に連携していくことで一致しました。
  4. 上川大臣からは、自身のイスラエル、パレスチナ、ウクライナ等の訪問を通じて、復興・平和構築に WPS の視点を取り入れる必要性について確信したこと、2月の日・ウクライナ経済復興推進会議でも WPS の視点を踏まえた協力を推進していることを紹介しました。双方は WPS のさらなる推進のために連携していくことで一致しました。
  5. それ以外にも、双方は、ウクライナ情勢や、昨日の弾道ミサイル発射に触れつつ、拉致問題を含む北朝鮮への対応等についても意見交換を行いました。

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