外務省・新着情報

令和6年3月21日
カート・キャンベル米国国務副長官、マリア・テレサ・ラザロ・フィリピン外務省二国間関係・ASEAN関係担当次官と握手をする岡野事務次官
日米比次官協議の会場の様子
日米比次官協議に出席中の岡野事務次官

 3月21日、午後3時から約80分間、東京において、岡野正敬外務事務次官は、カート・キャンベル米国国務副長官(The Honorable Kurt M. Campbell, Deputy Secretary of State of the United States)及びマリア・テレサ・ラザロ・フィリピン外務省二国間関係・ASEAN関係担当次官(The Honorable Maria Theresa P. Lazaro, Undersecretary of Bilateral Relations and ASEAN Affairs, Department of Foreign Affairs of the Republic of the Philippines)との間で日米比次官協議を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 三者は、日米比次官協議の初開催を歓迎しつつ、世界が複合的な危機に直面する中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、また、地域の経済発展に向けて緊密に連携していくことで一致しました。また、三者は、日米・日比・米比協力に加えて、日米比協力も着実に進展していることを確認した上で、4月に実施予定の日米比首脳会合も念頭に、日米比協力を更に推進していくことで一致しました。
  2. 三者は、東シナ海及び南シナ海をはじめとする地域情勢について意見交換を行い、力による一方的な現状変更の試みを許してはならないとの認識を共有しました。
  3. 三者は、海洋安全保障を含む安全保障・防衛協力、サイバー、経済安全保障のほか、戦略的重要インフラ、エネルギー安全保障等の分野における日米比協力の強化・具体化を着実に進めていくことで一致しました。

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