外務省・新着情報

令和6年3月20日
集合写真
日本とトルコによる海洋協議の会議の様子
第2回「日・トルコ海洋協議」(公開シンポジウム)の様子

 3月20日、第2回「日・トルコ海洋協議」(政府間協議及び公開シンポジウム)がトルコ共和国の首都アンカラで開催されましたところ、概要は以下のとおりです。

1 政府間協議

  • (1)同協議には、日本側から安藤俊英外務省中東アフリカ局長をヘッドとし、篠原亮子海洋法室長ほか外務省関係者が、トルコ共和国側からオズゲルギン外務省二国間政務・海事・航空・国境局長(H.E. Mr. Burak Özügergin, Ambassador, Director General for Bilateral Political and Maritime,Aviation andBorder Affairs)、バシャラン外務省海事・航空・国境局次長(Ferit Orçun Başaran, Deputy Director General for Maritime, Aviation and Border Affairs)、エルソイ外務省海事・航空・国境局課長(Mr. Orkun Ersoy, Head of Department, Deputy Directorate General for Maritime, Aviation and Border Affairs)等が出席しました。
    今回の協議の概要は以下のとおりです。
    • ア 双方は、「法の支配」に基づく海洋秩序の維持・発展や、東シナ海・南シナ海及びトルコ周辺の海域の情勢を含む、海洋に関する様々な課題について意見交換を行いました。
    • イ 日本側からは、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)のための新たなプランを中心とした我が国の海洋政策について説明しました。
    • ウ また、双方は、北極圏や海洋再生可能エネルギー源等についても意見交換を行いました。


  • (2)双方は、今後も、定期的に意見交換を重ねていくことで一致しました。

2 公開シンポジウム

 日本側から、早稲田大学アジア太平洋研究科の瀬田真准教授、ジェトロ・アジア経済研究所の今井宏平研究員、トルコ側から、ユルドゥルム・ベヤズット大学法学部のユジェル・アジェル教授、アルトゥンバシュ大学のチャール・エルハン学長をスピーカーに迎え、在トルコ日本国大使館及びアンカラ大学海洋法研究センターが共催する「自由で開かれた海洋シンポジウム(Symposium on Free and Open Seas)」が開催されました。同シンポジウムには、100名以上の関係者が参加し、「自由で開かれた海洋」の実現に向けて、国際海洋法などの観点から、今日の国際情勢に関して活発な意見交換が行われました。


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