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2024年3月25日

資源エネルギー庁は、「エネルギー政策~エネルギー安定供給と脱炭素社会の実現の両立~」というテーマで、全国の中学生及び高校生を対象に、政策提案型パブリック・ディベート全国大会を開催しました。書類審査を通過した中学生・高校生それぞれ16チームが参加し、このたび、受賞者を決定しました。

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1.開催趣旨

全国の中学生及び高校生が、「エネルギー政策~エネルギー安定供給と脱炭素社会の実現の両立~」をテーマに、ディベート形式(オンライン)で直接討論することを通じて、地域を越えた交流を図りつつ、日本のエネルギーの未来を考えるイベントを開催しました。

2.開催概要

中学生32校82チーム、高校生36チーム62チームから応募があり、書類審査を経て、中学生・高校生それぞれ16チームが討論に参加しました。各チームは、授業等を通じて得た知識や思考・体験を整理して、新しいエネルギー政策を提案し、互いの提案の質を高め合うよう議論を深め、優勝を目指しました。

ディベートでは、①社会の課題を解決するための従来にない着眼点があるか、②政策を支える大事な理念や価値観を示すとともに、実現可能な実施方法が考えられているか、③提案された政策の実行により、どの程度の効果が見込まれるか、という3つの観点から、審査を行いました。

4つのリーグ戦で最も得点の高かった4チームが準決勝へ進出し、トーナメントの勝者が優勝を勝ち取りました。また、優勝・準優勝チームを除き、リーグ戦で最も得点の高かったチームが敢闘賞を受賞しました。令和5年3月10日、日本科学未来館において、表彰式を行いました。 

3.受賞者

(1)中学生の部

優勝

京都教育大学附属桃山中学校

準優勝

本郷中学校

敢闘賞

明星学園中学校
東京都立小石川中等教育学校
国立大学法人愛知教育大学附属名古屋中学校
沖縄県立球陽中学校

(2)高校生の部

優勝

岐阜県立岐阜高等学校

準優勝

神奈川県立厚木高等学校

敢闘賞

八戸聖ウルスラ学院高等学校
慶應義塾高等学校
関西創価高等学校
福岡県立修猷館高等学校

4.審査委員長の講評

今大会の扱った政策提案型パブリック・ディベートは、政策を求める問いに応じて自分たちの考える政策を提案し、互いにその政策の質を高め合うように議論するものでした。決勝戦をはじめ、全国大会では中学生も高校生もたいへんよい試合をしていました。
例えば、核融合発電の長期的な導入や、再生可能エネルギーに着目したエネルギーの地産地消などが政策のトピックになっていました。議論の中では、その実現可能性や効果が検証されていました。そうしたトピックを、現実の私たちの社会におとした時どうなるのか。その社会の姿を、中学生高校生の皆さんが、パブリック・ディベートのダイナミックな議論で示してくれたと思います。

5.決勝戦の動画リンク

未来を考える・創るSDGsエネルギー学習推進ベースキャンプWebサイト外部リンク

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表彰式の様子
(中学生の部・高校生の部それぞれの優勝チーム)

担当

資源エネルギー庁 総務課 調査広報室長 廣田
担当者:喜多、青田、放生
電話:03-3501-1511(内線 4474)
メール:bzl-enecho-chosakoho-pr★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。

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