外務省・新着情報

令和6年3月25日
ブラジル女性議員2名と笑顔で記念撮影をする上川外務大臣
ブラジル女性議員による上川外務大臣表敬の様子

 3月25日、午後17時35分から約15分間、上川陽子外務大臣は、訪日中のブラジル議員2名(ソラヤ・トロニケ連邦上院議員及びエリカ・タキモト・リオデジャネイロ州議会議員)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 上川大臣から、本年は、日本とブラジルの「戦略的グローバル・パートナーシップ」構築10周年であり、来年の日・ブラジル外交関係樹立130周年の機会も捉え、二国間関係を一層強化していきたい旨述べました。また、日系社会を介する両国の特別な絆も大切に、人的交流を活性化させるとともに、本年2月に中南米を訪問した際に発表した「中南米外交イニシアティブ」の下、ブラジルとも連携し、国際社会の課題に取り組んでいく旨述べました。
  2. また、上川大臣から、2月のリオ・デ・ジャネイロ訪問時のWPS関連行事に言及しつつ、WPSを主要外交政策の一つとして力強く推進している旨述べるとともに、WPS推進に当たり、政治、安全保障、経済及び社会の各分野間の連携、次の世代との連携強化が重要である旨述べました。
  3. これに対し、参加者側から、今回の招へいに対して謝意が表されるとともに、帰国後は、WPSや日本の取組について今般訪日で得た知見をブラジル国内で共有する旨述べました。また、人的交流の活性化等を通じて日本とブラジルの友好協力関係の一層の発展に貢献していきたい旨発言がありました。
(参考)女性・平和・安全保障(Woman, Peace and Security:WPS

 2000年、国連安全保障理事会(国連安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Woman, Peace and Security:WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。


発信元サイトへ