外務省・新着情報

令和6年3月25日
バーネット事務局長
会談の様子

 3月25日、午後4時45分から約30分間、柘植芳文外務副大臣は、訪日中のカーラ・バーネット・カリブ共同体(カリコム)事務局長(Dr. Carla Natalie BARNETT, Secretary-General of the Caribbean Community)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、柘植副大臣から、バーネット事務局長の訪日を歓迎するとともに、日・カリブ交流年を契機に、日本とカリコム諸国との交流を一層強化していきたい旨述べました。また、柘植副大臣から、日カリブ交流年に加えて、ペルーがAPEC、ブラジルがG20議長国を務める「中南米イヤー」である本年、先月上川外務大臣が発表した「中南米外交イニシアティブ」を踏まえ、柘植副大臣がこれまで実施してきている駐日大使との意見交換等を通じ、カリコム及びカリコム諸国との連携を強化していきたい旨述べました。
  2. また、柘植副大臣から、日本とカリコム諸国は、同じ海洋・島しょ国であり、自然災害に見舞われやすい状況にある点を指摘しつつ、気候変動・防災を含め、脆弱性の克服に向けた支援の重要性を想起した上で、様々な分野でカリコムとの関係を一層緊密にすべく、カリコム事務局とも協力していきたい旨述べました。これに対し、バーネット事務局長から、様々な分野における日本の協力に対する謝意を示した上で、引き続き、日本との協力を重視していく考えが示されました。
  3. さらに、両者は、安保理改革を含めた国連の機能強化についても意見交換を行い、引き続き国際社会の諸課題に共に取り組んでいくことで一致しました。

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