外務省・新着情報

令和6年3月25日
上川外務大臣と駐日女性大使らとの集合写真
意見交換する上川外務大臣
意見交換の様子

 3月25日、午後3時45分から約60分間、上川陽子外務大臣は、メキシコ大使館を訪問し、駐日女性大使19名との意見交換に参加したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、上川大臣から、駐日大使に占める女性大使の数や、昨年の外務省入省者に占める女性の割合を紹介しつつ女性の社会進出の進展への期待を表明し、強靱性と多様性のある社会の構築のためにも女性・平和・安全保障(WPS)を推進している旨述べました。その上で、様々な分野における女性参画に関して、出席した女性大使の経験や各国の取組について、「WPS+イノベーション」の第5弾として意見交換したい旨述べました。
  2. 意見交換会には、パレサ・モセツェ駐日レソト王国特命全権大使(Her Excellency Dr. Palesa MOSETSE, Ambassador of the Kingdom of Lesotho)、メルバ・プリーア駐日メキシコ合衆国特命全権大使(Her Excellency Ms. Melba PRÍA, Ambassador of the United Mexican States)他19名の大使や臨時代理大使が出席しました。各国大使からは、WPSを含む国内の女性参画やジェンダー政策、女性の視点を踏まえた大使自身の経験等について発言があり、日本との協力の可能性についても率直な意見交換が行われました。
  3. 最後に、上川大臣から、貴重な御意見を伺い、率直な意見交換ができたことに謝意を表しつつ、WPSを含むジェンダー主流化に向けて知見や情報の共有を含め、今後も緊密に協力していきたいと述べました。意見交換は和やかな雰囲気で終了しました。
(参考)女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)

 2000年、国連安全保障理事会(国連安保理)において、同理事会史上初めて、国際的な平和と紛争予防、紛争解決には女性の平等な参画や紛争下の性暴力からの保護、ジェンダー平等が必要であると明記した「女性・平和・安全保障(Women, Peace and Security: WPS)に関する安保理決議第1325号」が全会一致で採択された。同決議及び関連決議を実施するため、日本はこれまで3次にわたり行動計画を策定・実施している。


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