厚労省・新着情報
日時
令和6年2月14日(水)14:00~15:00
審議方法
オンライン会議
出席者
<委員(五十音順)>
宇都由美子委員、大江和彦委員、角田徹委員、川口陽子委員、曽根智史委員、林玲子委員、松田晋哉委員、康永秀生委員
議題
1.部会長選出
2.疾病、傷害及び死因の統計分類(ICD-10(2013年版)準拠)の告示一部改正について
3.その他
2.疾病、傷害及び死因の統計分類(ICD-10(2013年版)準拠)の告示一部改正について
3.その他
議事
- ○事務局
それでは、定刻となりましたので、これより第10回社会保障審議会統計分科会疾病、傷害及び死因分類部会を開催いたします。
委員の皆様方におかれましては、お忙しいところ、ウェブ会議による御出席を賜りまして、誠にありがとうございます。
冒頭、進行を務めます事務局、国際分類情報管理室の稲葉でございます。本日は、どうぞよろしくお願いいたします。
開会に先立ちまして、本日はウェブによる開催ということで、御出席状況の確認と御発言の方法の説明をさせていただきます。
Teamsの画面上にビデオ、マイクのアイコンがございます。最初は、ビデオ機能をオンにしていただき、議事2以降は接続の安定性確保のため、ビデオ機能はオフにしていただきますようお願いいたします。
また、マイク機能は御発言をされるとき以外はオフ(ミュート)にしてください。アイコンをクリックして斜線が出ているとオフになっています。
御発言の際は、ビデオ機能をオン、マイク機能をオン(ミュート解除)にした上で、お名前を名乗っていただき、部会長に指名されてから御発言をお願いいたします。
御発言の終わりには「以上です」との一言をつけていただき、ビデオ機能をオフ、マイク機能をオフ(ミュート)にしていただきますよう、お願いいたします。
Teamsには、チャットでメッセージを送る機能がございますが、御発言の際は、チャットではなく口頭で御発言いただきますようお願いいたします。チャットのメッセージは、マイクが使用できない場合や、不具合を事務局にお知らせいただく場合にのみ御使用いただきますようお願いいたします。
それでは、開会をしたいと思います。よろしくお願いいたします。
議事に先立ちまして、昨年7月に幹部の人事異動があり、政策統括官に森川が、参事官に石津が着任いたしました。開催に当たり、森川政策統括官より御挨拶申し上げます。
○事務局
こんにちは。昨年7月から厚生労働統計を担当しております、政策統括官の森川でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本日は、本当にお忙しい中、御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
御案内のとおり、本日の部会につきましては、新型コロナウイルス感染症に関連いたしまして、WHOにおいてICD-10におけるエマージェンシーコードの変更が行われました。このことを踏まえまして、疾病、傷害及び死因の統計分類の変更につきまして御審議をいただくことといたしております。
委員の皆様方におかれましては、専門的な見地から忌憚のない御意見を賜りますことをお願い申し上げます。
私からは以上です。
○事務局
それでは、最初に委員の皆様方を私から御紹介させていただきます。参考資料7の名簿の順序に従いまして、お名前を読み上げさせていただきます。そうしましたら、簡単で結構でございますので、一言御挨拶をお願いいたします。
それでは、最初に、鹿児島大学病院 宇都委員です。
○宇都委員
鹿児島大学の宇都でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○事務局
どうぞよろしくお願いいたします。
では、次に東京大学大学院 大江委員です。
○大江委員
東京大学の大江です。どうぞよろしくお願いいたします。
○事務局
よろしくお願いいたします。
それでは、次に日本医師会 角田委員です。
○角田委員
日本医師会副会長の角田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○事務局
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、日本歯科医学会 川口委員です。
○川口委員
川口です。どうぞよろしくお願いいたします。
○事務局
よろしくお願いいたします。
国立保健医療科学院 曽根委員です。
○曽根委員
国立保健医療科学院の曽根でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○事務局
よろしくお願いいたします。
国立社会保障・人口問題研究所 林委員です。
○林委員
社人研の林でございます。よろしくお願いします。
○事務局
どうぞよろしくお願いいたします。
産業医科大学 松田委員です。
○松田委員
産業医大の松田でございます。よろしくお願いいたします。
○事務局
どうぞよろしくお願いいたします。
東京大学大学院 康永委員です。
○康永委員
東京大学の康永秀生と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
○事務局
よろしくお願いいたします。
それでは、運営要綱に従いまして、会の成立状況について御報告いたします。あらかじめ事務局にて確認させていただいたところ、現在8名の出席をいただいております。事前に御欠席の連絡をいただいている委員は、中釜委員、南学委員の2名でございます。現時点で委員の3分の1を超える御出席をいただいておりますので、本会議は成立しておりますことを御報告申し上げます。
次に、本日の会議資料の確認をさせていただきます。事前送付いたしました会議資料を御覧ください。
議事次第をはじめとしまして、議事次第に記載のとおり、資料1から4、参考資料1-1から7までございます。
資料の不備等がございましたら、事務局までお知らせください。
それでは、議事に入ります前に、部会運営について簡単に説明させていただきます。本部会の運営につきましては、社会保障審議会の運営に準ずること、会議は原則公開であること、議事録も原則公開されることとなっております。
それでは、議事に入らせていただきます。まず、議事1の「部会長選出」についてということで、本部会の部会長の選出を行いたいと存じます。
部会長は委員の互選により選任することとなっておりますので、委員の中から御推薦をいただきたいと思いますが、各委員の先生方、いかがでしょうか。
角田委員、よろしくお願いいたします。
○角田委員
日本医師会の角田でございます。
社会保障審議会の委員でもありまして、この部会の親会である統計分科会の委員でもある松田晋哉先生が適任であるかと思いますので、御推薦させていただきます。
○事務局
ありがとうございます。
松田委員推薦の御発言がございましたが、皆様、いかがでしょうか。
(「異議なし」と声あり)
○事務局
御異存がないようでしたら、本部会の部会長は松田委員にお願いいたしたく存じます。
まずは、御就任に当たりまして、松田部会長から一言いただけますでしょうか。
○松田部会長
御指名いただきました松田でございます。
ICDについてはDPCの研究でずっと関わってきたのですけれども、このような重責を担うことになり、緊張しております。
委員の中には私よりもICDに詳しい先生はたくさんいらっしゃるのですけれども、先生方の御協力をいただいて任期を全うしたいと思っております。
これからもよろしくお願いいたします。
○事務局
ありがとうございます。
では、松田部会長、本専門委員会の運営要綱によりますと、部会長は部会長代理を指名することができるとされております。よろしければ、部会長代理の指名をお願いできますでしょうか。
○松田部会長
同門ということでもないのですけれども、できましたら曽根委員に部会長代理をお願いしたいと思います。
○事務局
松田部会長より、曽根委員の指名がございましたが、皆様、いかがでしょうか。
(委員首肯)
○事務局
御異存がないようでしたら、部会長代理は曽根委員にお願いいたしたく存じます。
曽根部会長代理からも一言いただけますでしょうか。
○曽根部会長代理
国立保健医療科学院の曽根でございます。
部会長の御指名ですので、微力ではございますけれども、部会長代理を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○事務局
ありがとうございます。
それでは、ここからは松田部会長に議事進行をお願いしたいと思います。松田部会長、よろしくお願いいたします。
○松田部会長
よろしくお願いいたします。
それでは、早速議事2に入りたいと思うのですけれども、「疾病、傷害及び死因の統計分類の告示一部改正」について、事務局から御説明をお願いいたします。
○事務局
それでは、資料1、2、3、4について御説明させていただきたいと思います。
最初に、今回の告示の一部改正に係る経緯と、資料1及び2につきまして御説明いたします。
令和2年より流行が続いている新型コロナウイルス感染症につきましては、世界保健機関(WHO)が勧告するICD-10においても分類できるよう対応がなされ、WHOが新たなコードを公表してきたところです。
ICD-10には、第XXⅡ(22)章 特殊目的用コードの中に「原因不明の新たな疾患又はエマージェンシーコードの暫定分類(U00-U49)」というものがございます。この中で、新型コロナウイルス感染症関係のコードの作成や修正が何度か行われております。
これにつきまして、ICD-10に準拠している我が国の統計基準「疾病、傷害及び死因の統計分類」においても、この変更に対応するための検討が必要ということで、厚生労働大臣から諮問がなされております。
諮問については、参考資料1-1から1-3に関連資料がございますが、厚生労働大臣から社会保障審議会への諮問があり、統計分科会、「疾病、傷害及び死因分類部会」への付議がありましたので、告示の改正に関する審議をいただき、本部会の報告案をおまとめいただきたいと考えております。
報告案については、後日、統計分科会長及び社会保障審議会長に資料3の様式で御報告いただき、それを踏まえ、社会保障審議会長から厚生労働大臣へ答申いただく予定となります。その後、統計法を所管する総務省の統計委員会で諮問・答申が行われます。
今回の告示改正の対象とする基本分類表におけるエマージェンシーコードU11、U12等の名称については、令和3年5月26日から6月1日に「疾病、傷害及び死因分類専門委員会」にて御審議いただき、和訳を作成していただいております。また、本件につきましては、令和4年6月1日に開催されました第9回ICD部会にて御報告させていただいております。
名称を変更した告示の一部改正案につきまして、資料1にまとめておりますので、御覧いただければと思います。
次に、資料2につきましては、「疾病、傷害及び死因の統計分類提要」の修正案となります。資料2の1ページから3ページが内容例示表(案)、4ページから5ページが索引表(案)になりますが、こちらは簡潔に御説明させていただきます。
まず、資料2の内容例示表(案)は、今回のU11(表のNo.6)、U12(表のNo.7)のコードの追加に伴い、内容例示表を各々エマージェンシーコードU11及びU12から名称を修正しております。
また、この機会にあわせまして、前回のICD部会以降に修正が必要となった「コロナウイルス感染症」(表のNo.1)、「SARS」(表のNo.2)に係る「コロナウイルス感染症2019」に伴う除外コードの追加や内容例示の説明書き(表のNo.3からNo.5)の削除を行ったところでございます。
続いて、資料2の4ページ目からは索引表(案)になります。こちらもコロナウイルス感染症に関連しまして、索引表の中に用語の新たな追加や配置変更等を行っております。
続きまして、資料4につきましては、今後、WHOからICD-10エマージェンシーコードの新たな使用について公表された際の具体的な対応方針について、事務局案をまとめたものとなりますので、御説明させていただきます。
WHOがパンデミックなどの発生に備えて公表しているエマージェンシーコードですが、令和3年度の告示改正について御審議いただいた際にお示しし、了承を得ました現状の基本方針に沿った対応をより速やかに行えますよう、具体的対応方針(案)をこのたび作成いたしました。
資料4の別紙を御覧ください。
1つ目、まず、WHOから新コードの公表があり次第、速やかに和訳の検討に着手し、「疾病、傷害及び死因分類」に係る個別専門的事項を審議する「疾病、傷害及び死因分類専門委員会」において和訳の決定を目指します。ここまでをWHO公表から3か月を目途として考えております。
2つ目としまして、厚生労働大臣からの諮問プロセスとして、社会保障審議会、統計分科会、「疾病、傷害及び死因分類部会」において、それぞれ告示方針、告示案を審議。
3つ目、「疾病、傷害及び死因分類部会」での決定を経て、統計分科会、社会保障審議会へ報告の後、社会保障審議会長から厚生労働大臣への答申。ここまでをWHO公表から4か月を目途として考えております。
その後は、4つ目以降となりますが、統計法を所管する総務省に送付し、総務大臣諮問・答申を行っていただくこととなります。
今後、WHOからICD-10のエマージェンシーコードの新たな使用について公表された際には、このような手順で対応してまいりたいと考えております。
事務局からの説明は以上となります。
○松田部会長
どうもありがとうございました。
では、これから少し質疑に入りたいと思うのですけれども、今回の一部改正の内容、また、対応方針案について、委員の先生方から何か御質問、御意見はございますでしょうか。
林委員、お願いいたします。
○林委員
御説明ありがとうございました。
この案で、今回はこうするということで、全く異存はないところでございます。
それで、WHOの公表から3か月以内とすると、今後もICD-11などについてもこのようにされるのか。例えば毎年のようにコードが変わってきているわけですけれども、それについても同じように3か月以内に日本で採択して告示を出すということにしていくのかということについてお伺いできますでしょうか。
○松田部会長
事務局、お願いいたします。
○事務局
今回のこの対応方針案につきましては、ICD-10に限ったこととして考えておりまして、ICD-11につきましてはまた後日、改めて検討したいと考えております。
○事務局
国際分類情報管理室の室長の川本です。
先生、御質問ありがとうございます。
ちょっと補足をさせていただきたいと思います。今、稲葉が申し上げたとおり、今回、ICD-10のあくまでエマージェンシーコードに関する対応というところで、特に今回は緊急的な対応が必要だったということで、このような基本方針等を立てていたところでございます。
先生がおっしゃっているICD-11に関しては、そもそもICD-10とICD-11がWHOのほうの運用も少し違う部分もございますので、今後ICD-11を国内で適用していく中で、ICD-11に応じた方針というものをまた検討する必要があると考えておりますので、またその点も含めて改めて検討することになろうかと考えております。
○林委員
それでは、ICD-10でもエマージェンシーコードだけこのような扱いをするということでよろしいでしょうか。
○事務局
そうです。今回の取り決めはそこに関するものということで御理解いただければと思います。
○林委員
今回というか、これからの具体的対応方針ということで案として出されているのも、これからの。
○事務局
そうです。お示ししたものはこれからICD-10における変更に関するものです。
○林委員
ICD-10のエマージェンシーコードですか。それともICD-10の全てですか。
○事務局
ICD-10のエマージェンシーコードに関する取り決めでございます。
○林委員
ICD-10のエマージェンシーコードについて今後同様に対応するということですね。
○事務局
そうでございます。
○林委員
ICD-10も今、ICD-11と並行してこのような改訂作業がなされているということでしょうか。
○事務局
それに関しては、WHOのほうから公表があった際に対応しているので、必ず今こうなっているということは申し上げられることではないです。
○林委員
今後もICD-10のエマージェンシーコードの改訂が見込まれる状況ということでしょうか。
○事務局
WHOのほうから改訂しないということは示されていないので、あり得ると考えております。
○林委員
そうですか。ありがとうございました。
○松田部会長
そのほか、いかがでしょうか。御意見はございますでしょうか。
よろしいですか。資料の内容等につきまして修正を求めるような、特にはないですか。よろしいですか。
それでは、予定より大分早いですけれども、このまま終わりに入っても大丈夫でしょうか。
林委員、どうぞ。
○林委員
もう終わりですか。何かフリーディスカッション的な。
○松田部会長
フリーディスカッションをしていただいても結構です。どうぞ。
○林委員
そうですか。
今日はこの告示の改正についてということですけれども、このような統計として人口動態統計を出すときには告示を改正して出していくということになると思うのですが、2点ほどありまして、一点は、2022年、コロナの死亡が死因順位で見ると第7位に上がっているのだけれども、それが順位死因の中に入っていないので、全く順位の中に出てこない。下の欄に出てきているということで、もともと告示とは関係ない表だとは思うのですが、そういう状況になっているので、どこで告示が必要で出すものなのか、それともある程度毎年の状況に応じて、担当部局が国民に分かりやすい形で死因統計の名称を書いていくべきなのかということは、今後考えていかなければいけないなと思っていることが一点。
それから、この間、2024年のICD-11が出たところなのですけれども、かなりいろいろな国の言語でICD-11のブラウザが見られるようになりましたということが書いてあって、それで、中国語もロシア語も、それは国連公用語ですが、トルコ語なども入っていて、日本の言語はまだICD-11のブラウザには対応していないということなのですけれども、これもX章まで告示にかけるかどうかもまだ決まっていないということで、告示ではなく、こうしたICD部会、ICD専門委員会といった中で和訳をすごく長い時間をかけて作られているので、WHOのICD-11のブラウザに入れるような形で早々に公表したらどうかなとも思っているところです。規則的にいろいろあるとは思いますけれども、ほかの先生のお考え方もあると思いますし、一応今ここで言っておきたいこととして申し上げておきます。
以上です。
○松田部会長
ありがとうございます。
今の林委員の御意見につきまして、ほかの委員の先生から御意見等はございますでしょうか。よろしいですか。
ICD-11にどのタイミングで対応するかというのはなかなか大変な話でありまして、私たちはDPCとかNational Databaseとかを使っていますけれども、これからICD-11に変えていくという作業は多分すごいことになってくると思います。国によっては現行のもののモディフィケーションで対応することも多いようです。有名なのはアメリカのClinical ModificationやオーストラリアのAustralian Modificationですが、ICD-10に古いバージョンのモディフィケーションで対応するということを、WHOの方針とは別にやっています。ICD-10をICD-11に変えていくとなると、多分DPCのほうは全面的にコーディングの体系を変えていかなければいけないし、National Databaseなども変えていかなければいけない。いろいろ大変なところが出てくると思うのですけれども、その辺、康永先生、何か御意見はございますか。
○康永委員
ありがとうございます。
先生がおっしゃるとおりで、今、ICD-10コードの体系で物事が動いていて、それで、ICD-11はより詳しくなっているとか、そういう体系になっておりますので、いろいろと大変だというのは松田先生がおっしゃるとおりで、あと、何らかの形で日本語バージョンを公表したほうがよいという林先生の御意見には私も賛同いたしますけれども、いろいろ手続を踏まなければいけないという事情もあるでしょうから、そんなに私は強い意見ではないです。
○松田部会長
いずれにしても工程表を示していかないと、この世界は結構先走る人がいるので、コンサルタントの人などが先走って変なことをやってしまうと困ります。やはり国として工程表みたいなものが必要ですよね。日本語版をちゃんと公開していくのはすごく大事だし、それをブラウザに入れていくのも大事だと思うのですけれども、それをどういうふうに国の制度に反映していくかというところの工程表ははっきりと関係部局で話し合われてやったほうがいいのかなと思います。日本にも精神科のDSM-IVとかでいろいろなことでいろいろな混乱があったので、そこは厚労省内部で少し調整をしていただいて、どういうふうに変えていくかという工程表を少し話し合っていただいたほうがいいかもしれないですね。
重要な御指摘だと思います。ありがとうございました。
そのほか、いかがでしょうか。よろしいですか。
大江先生、私よりも大江先生のほうがICDに関しては全然お詳しいわけですけれども、何か御意見はございますか。
○大江委員
現在、ICD-11は翻訳がほぼ確定しつつあるということで、この作業には日本医学会の医学用語管理委員会の分科会、全学会が翻訳後の確定や学会間調整などにも御協力をさせていただいてきたと思います。これから日本語が確定していって、さらにその次の段階の手順を踏んで告示までもっていかれることが計画されていると思いますので、松田部会長がおっしゃるように、きちんと工程表をつくって、それにのっとって進めていただくのがよいかなと思っております。
以上です。
○松田部会長
ありがとうございます。
あと、恐らくマッピングテーブルも必要になってきますよね。ICD-10とICD-11の間のマッピングテーブルが必要になってくると思いますので、そこの作業もどこかでやっていただけたらと思います。
そのほか、いかがでしょうか。
宇都先生、何か御意見はございますか。
○宇都委員
ありがとうございます。
私はICD-11になるに伴って、V章にICFが入ってきていまして、それが介護と看護の患者さんの生活機能を表現してお互いにやり取りしていくというところで非常に期待しているところなのです。なので、ICD-11に変わっていくというのは、病院のシステムを考えるとすごく大変なことなのですけれども、ICFで、世界標準で患者さんの生活機能を表していくというところは大いに期待しているところです。
以上です。
○松田部会長
ありがとうございます。
ICFはどのレベルまで表現するかというところがなかなかしんどいかなとは思います。LIFEで少しICFはいじりましたけれども、レベル感は現場の関係者の御意見を聞きながらやらないといけないと思うので、なかなか大変ですよね。
そのほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。
曽根先生、何か御意見はございますか。
○曽根部会長代理
特に付け加えるところはございませんが、やはり現場と密接に結びついているところ、あるいはこれからとても大切になる統計解析に結びついているところに混乱ができるだけ少ない形で、ある程度道筋を示していただきながら進めていくことが大事かと思いますので、松田先生や林先生のおっしゃる形で進めていただければと思います。
○松田部会長
よろしくお願いします。
では、大体この資料1の改正内容については御了承いただいたということで、資料3にありますように、社会保障審議会統計分科会分科会長に御報告させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(委員首肯)
○松田部会長
それでは、最後の議題「その他」になりますけれども、事務局から報告事項等がありましたらお願いいたします。
○事務局
事務局でございます。
事務局からは、その他ということでは特段の御報告はございません。
○松田部会長
それでは、議事のほうは以上で終了いたしましたので、最後に事務局のほうから連絡することがありましたらお願いいたします。
○事務局
本部会の次回開催でございますが、現在のところは未定でございます。議題案などがまとまりましたら、部会開催の日程調整を依頼させていただきますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
○松田部会長
ありがとうございました。
では、第10回社会保障審議会統計分科会疾病、傷害及び死因分類部会を閉会いたします。本日はどうもありがとうございました。
(了)
照会先
厚生労働省政策統括官付参事官付国際分類情報管理室 川本、稲葉
代表03-5253-1111 内線7493